志半ばに、天国へ行ってしまったファンタジスト。彼のあだ名は“ファンタ”でした。
このきょうだいは、
コロラトゥーレ(華やかな音節)
ファンタジスト(夢想家)
ボンボヤージ(どうぞよい旅を)
と、簡潔、かつ明るい意味を持つお名前が続いたので、コロラトゥーレは“コロちゃん”、ボンボヤージは“ボンちゃん”とあだ名も付けやすかったみたいです。
そのため、廣崎オーナーの冠名“アスク”の付いた馬名となった1番下のアスクワンタイムは『普段はなんて呼ぼうかな』となかなかあだ名は決まらなかったようなのですが…(ちなみに、二つ上のアスクビギンアゲンはフルネームで呼ばれています)。
呼びやすいのと、わんぱくな雰囲気に似合う「ワンタ」に落ち着いたそう。元の名前は全然違うのに、あだ名は「ファンタ」と「ワンタ」でそっくり。狙って付けられたものではなかったため、やっぱりこのきょうだいは不思議な縁で繋がっていると感じました。
▲左ファンタジスト 右アスクワンタイム
さて、その1番下の弟ことアスクワンタイムは、明日11/4(土)東京メイン・京王杯2歳Sに出走します。小倉2歳Sを勝って、ここに駒を進めてきたのはお兄ちゃんのファンタジストと同じローテーション。
あの頃のファンタと比べると『まだ迫力はない』との事ですが、岩田望来騎手や攻め専の前原玲奈助手、担当の硎屋助手がおっしゃるように『いい意味で遊びがある』ぶん、梅田師は、距離はお兄ちゃんよりも持つのでは…と思っているそう。
2023/11/03 (金)
大好きなファンタとワンタ/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
- 2025/10/10 (金) 後のGI馬を探せ/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
- 2025/10/03 (金) 輝きの第一歩/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
- 2025/09/26 (金) 強者を負かしにいくのではない、ただ自らが勝ちにいく/大スポ・赤城記者の…
- 2025/09/19 (金) 確信/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
- 2025/09/12 (金) ローズSマル秘情報/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート

赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。