大阪スポーツ・赤城真理子記者による栗東トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は8月20日(水)の英国・インターナショナルSに向けて国内調整中、ダノンデサイル陣営への取材レポートです。
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8月20日、イギリスのヨーク競馬場で行われるインターナショナルS(英G1、芝2050m)に出走予定のダノンデサイル。出国は8月5日の予定で、今週の日曜日が国内最終調整となります。
▲8/20のインターナショナルSに向けて調整中のダノンデサイル
ただ、日曜日は「左回りで調教しておきたい」という安田調教師の考えで、おそらくサラッと行うもの。
実質の国内最終本追い切りは、今週の水曜日深夜に坂路で行われました。ダノンデサイルの直前追いは通常、コースで行われることがほとんどですが、水曜日は右回りしかできないので坂路となったのです。
「距離短縮になりますし、多少前進気勢が強くなっても大丈夫だと判断して、そこそこに負荷をかけました」とは安田調教師。
古馬1勝クラスのハウリングウィンドと併せ、後ろからや余裕で追いつき、交わすと突き放していきました。4ハロン51.4-37.2-24.2-11.9秒。本当に、さすがの動きです。
「思っていた以上に、坂路を走るのが上手になっていました。トビの大きい馬なので、元々は坂路が苦手だったんですけど、スムーズに加速できるようになっていますね」
いつも騎乗している安田調教師からしても、成長を感じる追い切りだったようです。菊花賞の後などは、坂路だと上に上に走り、モコモコして負荷をかけられなかったそうなのですが…。