大阪スポーツ・赤城真理子記者による栗東トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回はエリザベス女王杯に出走の関西馬から、オーロラエックスの陣営レポートです。
赤城真理子記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
高い目標を掲げ、それを実現することは、自分一人でさえ難しいものです。
競走馬とともに、であれば、その難しさはさらにレベルが上がります。順調にいくよりも、順調にいかない事の方が多いのが当たり前の世界だからです。
ですから、オーロラエックスが「エリザベス女王杯に辿り着けたこと」を改めて考えると、胸がジーンとしてしまいます。杉山晴紀厩舎がこの馬の目標として今年初めに掲げていたこと。それが「エリザベス女王杯に連れていく」だったのですから…。
デビューから一気に2連勝し、能力の高さを知らしめたオーロラエックスですが、当初から体質の弱さを抱えていました。
ただ、デビュー前から「2歳とは思えない」と言われている部分があって、それが「精神的な落ち着き、ドッシリ感」でした。それを示すエピソードがあります。
