5月20日(木)にプレミアムコース会員様限定で公開した『第12回亀トーク 田端到×亀谷敬正 オークス&ダービー展望』。
プレミアムコース会員様には非公開のFacebookグループにて動画で配信いたしましたが、レギュラーコース会員様にはテキスト版(プレミアムコース会員様からの質問・回答部分はカット)にて公開いたします。
師弟コンビらしく、多少脱線しながらも、オークス&ダービーの展望をじっくり語っていただきました。なお、ダービー編の公開は5/28(金)です!
【田端到×亀谷敬正 オークス展望】
▼田端メモ その1
亀谷:「まずこの【0−1−2−16】をどう捉えるかですね。これだけだとサンプルが少ないとか、馬券圏内に走ってきたじゃん!とか言う人は一生馬券で勝てません(笑)。亀谷競馬サロンのメンバーならみんなわかっていると思いますけど、これは田端さんの30年以上にわたる膨大な経験則に基づいてパターンを端的に表す数字。この数字をどう捉えるかが大事なので、それをメンバーの皆さんと一緒に議論、論理的に考えていきましょうということですね。」
田端:「そう。クロフネ産駒は2400mだから消しでしょと、それで終わったら簡単なんですけど。そうはいかない。」
亀谷:「そうですよね。そのクロフネ産駒はJRA重賞を40勝していますが、芝2400mでは【0−1−2−16】だと。
田端:「ここ大事ですよね。GIでは11年オークスのホエールキャプチャが3着、08年ダービーのブラックシェルが3着というのは。これを全然来ないじゃんと考えるか、ホエールキャプチャとブラックシェルでも3着に走れるのかと考えるのか。そしてそもそもこのデータをソダシに当てはめていいのかという。」
亀谷:「そう! そうなんですよ。『天才は例外』ということでソダシを入れていいのかと。キタサンブラックもブラックタイドに当てはめていいのかというのと同じ意味ですね。それともう少しわかりやすい例で言うと、桜花賞前までに1600m以上で2勝以上している馬が10頭いて、7頭が3着以内に走っているんです。来なかったのはパターンにはハマっているけど、ちょっと弱い馬。能力的に疑問だった馬たちなんですよね。」
田端:「ソダシは抜けていますからね。」
亀谷:「ただ、勝ち負けまではどうかなと思いますけどね。」
田端:「良馬場だったらソダシ2着付けとかかな。週末にかけてかなり雨が降りそうなんだけど、日曜日は降らないのでどのくらいの馬場になるのかわからないんですけど。ひどい馬場になったらソダシに逆らってみたいとは思っていますけどね。」
亀谷:「ソダシは重馬場がよくないと。」
田端:「クロフネはどちらかというと重馬場が得意な産駒が多いですけど、重になるとスタミナを要求されるレースになるので、そうなったときはソダシは危ないなと。」
亀谷:「なるほど、スピード持続型では牝馬で2400mは持たないんじゃないかと。先行、持続型はキツイ。たしかにそうですね。」
田端:「そうですね。」
亀谷:「昔、桜花賞が小回りだった頃は、体重が重くて前に行ってがんばった馬は止まってましたからね。ダンスインザムードも大型の先行馬でしたけど、あれも止まりましたからね。僕もレース前から言っていたんですよ、大きい先行馬は無理だと。ザレマもそうですね。ダンスインザダークって大きい先行馬が多かったので、オークスで飛びまくるんですよ。カタマチボタンとか。ニジンスキーのでっかい馬というのは、オークスでは飛ぶんですよね。ソダシも大型の先行馬で、たしかに止まるような展開ですよね。ちょっと危ない。」
田端:「それに桜花賞を強い勝ち方をした馬が、オークス2着というパターンは多いじゃないですか。アグネスフローラなんかも圧勝してオークス2着とか。そういうイメージで良馬場2着みたいな。」
亀谷:「ソダシが中距離の持続型で絶対的な能力で桜花賞を勝ったと考えるのか……。でも中距離馬といっても中山1800くらいまでは先行して持続できる馬というのは、東京2400の馬場は体力的にどうなの?というのはありますからね。勝ち切るまではどうなの?という。単勝1.8倍くらいでしょうから」
田端:「ということで1着は危ないと思っているんですけど、どうでしょうか(笑)。」
亀谷:「僕もほかの馬の単勝、1着づけで勝負しようと思っていて。ソダシを2、3着づけにするだけでも十分に美味しいのかなと思いますけどね。」
▼田端メモ その2
2021/05/21 (金)
