▼先週のトピックス
・「亀谷敬正の競馬血統辞典」買いパターン
・常識を越えて傾向通りすぎた函館2歳S
・傾向通りにおいしい配当連発の小倉ダート1700m
・中内田厩舎のすばらしさ
・函館のリオンディーズ祭り
・サロンメンバー大本線的中の日曜福島3R(ダート1700m)
・先週の赤城記者の記事(マル秘運動メニュー)について
▼「亀谷敬正の競馬血統辞典」買いパターン
7月17日、18日のYouTube「亀谷敬正の競馬血統辞典」買いパターン該当馬は50頭。勝ち馬10頭、3着以内馬17頭。勝率11%、複勝率20%、単勝回収率85%、複勝回収率56%。1レースあたりの平均出走数は1.7頭。買いパターン該当馬から亀SPに選ばれた馬は2勝、3連対(推奨8頭)。単勝回収率502%、複勝回収率175%。先週は土曜小倉10R、日曜函館最終Rが買いパターン該当馬の中でも選びやすく、勝負しやすい馬だったのではないでしょうか。
<YouTubeの買いパターン該当馬について>
「YouTubeの買いパターン該当馬は毎週増え続けるので、1レースあたりの該当馬はどんどん増えるのでは?」という、ごもっともな質問をよく頂戴します。もちろん、ボクも考えなしにやっているわけではなく(笑)、YouTubeで第1話を撮る時から計算しています。すべての馬を取り上げたとしても、買いパターンの平均出走頭数は3頭以上にならないように、すべて先にシミュレーションしているのです。実際、1年以上経過した今でも、1レースの平均該当馬は2頭未満です。
ただし、絞り込みの方法は年に1度ぐらいチューニングする必要があります。たとえば、一昨年はエピファネイア、昨年はリオンディーズを注目の新種牡馬に取り上げました。これらの馬は人気ランクだけの単純な絞り込みでもプラスになりました。それは新種牡馬で優秀な馬の1年目は、全部買っても儲かるぐらい基礎期待値が高いからです。
しかし2年目以降はそうはいきません。血統をあまり知らない人でデータを眺めてるだけの人でもわかるようになること、頭打ちの馬が増えることから、絞り込みに多少のコツが必要になります。その辺りのチューニングは9/3(金)に発売される単行本『亀谷敬正の競馬血統辞典』に記載しています。そして変更情報をYouTube「亀谷敬正の競馬血統辞典」でもお伝えする予定です。「亀谷競馬サロン」では先駆けた絞り込みで選ばれた馬を公開する予定です。
▼常識を越えて傾向通りすぎた函館2歳S
函館2歳Sは今年も父欧州型の人気馬(ポメランチェ)が綺麗に消えましたね。そして父か母父Pサンデー系が1~3着を独占。P型、T型、日、米、欧などの血統のタイプ分けは我ながら素晴らしい発想、ツールだと思います。にしても、グランデ。傾向ドンピシャとはいえ、未勝利馬ですよ…。サロンでは怯まずにグランデで勝負したメンバーさんも複数いらっしゃって、本当にお見事! イチローイチロー、カワキタレブリーの方が(上積み含めて)力が上、と見立てていたのですが、上昇幅と才能の見立てが甘かったです。反省。
▼傾向通りにおいしい配当連発の小倉ダート1700m
土曜小倉2R。買いパターン該当馬の6ラグラスドシエルが1着。サロンメンバーの1人気。父も母も距離延長歓迎の血統。また、レース前に書いたように、上位人気に不安材料の多い馬が揃ったレース。1人気のバライロノキセキは1700m替わり、使い詰めで状態面での上積みも見込めないことを書きましたが、その通りの結果に。結果的にも、何度やっても上位人気が勝ちきれる回数は少ないはずで、「人気馬以外の単勝全部」でも期待値が高いレースでした。個人的な前日予想は、亀SPを1頭にしてしまったことは失敗でした(複数で確実に回収できたレースなので)。
土曜小倉10R岩国特別も小倉2R同様のパターン。亀SPは2頭、サトノガイア、ハリーバローズが1、3着。ここも同じメンバーで10回レースをやっても、少なく見積もってもサトノガイアかハリーバローズが5回は勝つでしょう。どちらも単勝30倍近い配当。複勝も5倍以上。2頭どちらかが3着以内でも、期待値が高い選択だったと思います。サトノガイアも「亀谷敬正の競馬血統辞典」買いパターンで好調のエーピーインディ系。ハリーバローズも同じ米国型ナスルーラ。
なお、レース前のライブ配信でも解説しましたが、ハリーバローズは中内田厩舎からの転厩馬。実は今、中内田厩舎を利用した凄い傾向がありまして…
2021/07/21 (水)