▼先週のトピックス
・今回も学びが多かった双馬毅さんとのライブ
・今週も大幅プラスの「亀谷敬正の競馬血統辞典」該当馬
・想定外の馬場で勝負度合いが下がったレースと上がったレース
・オールカマーはさすがのじゃいさんとビッグレッド
・キタサンブラック産駒について
・人気ランクの重要性
▼今回も学びが多かった双馬毅さんとのライブ
日曜のライブ配信(プレミアムコースのみ公開)は競馬予想家・双馬毅さんがゲスト。消した人気馬は次々と馬券外に飛びますし、中京は想定外の雨馬場でしたが、それに対応した予想も続々と当たりました。
『シャフリヤールは危ない。ステラヴェローチェはまず勝てる』というテーマは、双馬さんに強く背中を押されました。前日はまったく勝負する気はなかったのですが、結局勝負レースになって大儲け。
『能力の方向は一定ではない。亀谷さんに教わったことです』と双馬さんからプレッシャーを受け『ここで勝負しなかったら自分を否定していることになる』といい意味で追い詰められました(笑)。双馬さんに感謝です。
双馬さんもそうですが、じゃいさん、TAROさんも古くからボクの書籍等を読んでいただいているからこそ、ボクに新しい気づきを与えてくれます。よく『競馬の勝ち方を知っているなら人には教えない』みたいな、浅はかといいますか…残念な方々がいますが、そういう方にこそ言いたい。『競馬は良質なアウトプットをすることで良質なインプットができるんだよ』と。
理論を自分の心の中だけに留めていた方が、馬券の利益はもっと増えたかもしれません。でも「亀谷競馬サロン」で行っている良質な交流は実現しなかったことでしょう。この交流はボクにとってはお金だけでは買えない価値なのです。
話を神戸新聞杯に戻します。2着のレッドジェネシスはディープインパクト産駒だけれども評価を高くした馬(ライブ配信で相手本線の3頭のうちの1頭)。同馬は母系にサドラーズウェルズ。単行本「亀谷敬正の競馬血統辞典」にも書いたように、タフな馬場でこそ本領を発揮する配合。
母父はストームキャット。サドラーズウェルズと配合した場合、サドラーズウェルズが主張するので、タフな馬場に強いタイプが出やすいのです。これも単行本に記した「主張型、引き出し型」の考え方です。
レッドジェネシスは、もっと馬場が軽くなりそうなことと、休み明けよりも叩いて良化するタイプのため、前日は評価しなかったのですが、当日の馬場を見て評価を上げました。実際、レッドジェネシス自体は八分程度の出来。それでも2着に来たのは、他の馬がもっと走れなかったから。
神戸新聞杯は、メンバーレベルはそこそこだったものの、レースとしては凡戦となります。この考え方も、馬の実績(発揮した能力)を分析するためには重要なこと。『能力の方向性は一定ではない』と考えれば『まったく異なる馬場状態での着差を能力比較に用いることはナンセンス』となるわけです。
レース後は『双馬さんに毎週出演してほしい』という声も多数頂戴いたしました。本人は、今回のライブも不満だったようで…(苦笑)。
(参照) https://ameblo.jp/batubatu-soma/
※双馬さんのブログへ遷移します。
次回の出演交渉も難航しそうですねー(笑)。皆さんのより一層の励まし、熱望が必要です。何卒よろしくお願いいたします。なお、双馬さんの前日見解は「競馬放送局」で毎週ご覧いただけます。こちらもオススメです。
▼今週も大幅プラスの「亀谷敬正の競馬血統辞典」該当馬
先週の「亀谷敬正の競馬血統辞典」買いパターン該当馬は62頭が出走して14頭が馬券に。単勝回収率80%、複勝回収率99%。人気ランクによる絞り込み(詳細はプレミアムコース限定)での単勝回収率は183%、複勝回収率は107%。
先週はマジェスティックウォリアー産駒だけで大幅プラス収支。(土曜中山7R リンガスウォリアー8人気1着・中京7R スギノマジェスティ7人気1着)。まさに『1頭の種牡馬を覚えるだけで競馬は勝てる』も実践されました。
日頃、ボクが本を読む際には『1つでも気づきがあれば本の元は取れた』と思っています。いや、何も気づきがなくても面白ければそれだけで十分です。その観点では「亀谷敬正の競馬血統辞典」はいい本ですね(笑)。先週のマジェスティックウォリアーへの気づきだけでも本の価値は十分かと。面白さは主観なので何ともいえないですけれども。
さて、消しパターン該当馬は今週も平常運転。8頭が出走して全敗。馬券圏内も2頭のみ。消しパターン該当馬が出ていたレースで、消しパターンに該当しなかった3人気以内の馬は単勝回収率132%。消しパターン該当馬が出ていたレースで、買いパターン該当馬は3勝、単勝回収率が300%。
▼想定外の馬場で勝負度合いが下がったレースと上がったレース
神戸新聞杯は前日とは想定外の馬場で、逆に勝負レースになったわけですが、日曜の中京ダートは勝負度合いが逆に下がりました。最大の理由は人気のエーピーインディ系が消せない馬場になったから。
中京10Rも勝負度合いが下がったレース。このレースで双馬さんはフィールザファラオ、亀谷はアーバンイェーガーとアイムポッシブルを狙っていました。この狙いの自信度自体はさほど下がらなかったのですが、2人気のサンライズラポールを「消しづらくなった」のです。
オースミムテキ(中京12Rで1着)とサンライズラポールはいずれもスピード型の米国血統。前日の馬場状態では似たような血統の人気馬が続々と沈んでいたのですが、日曜は馬場が一変したことで走りやすくなっていました。
中京10Rも結果的にサンライズラポールが消えていれば、フィールザファラオ、アーバンイェーガーが馬券圏内になったことからも、人気馬を消す判断の重要度を示すことになりました。
中京12Rも前日の本命馬はハニエル。この馬が走れる可能性が高いことは、馬場が前日の想定とは違っても変わることはありませんでした。しかし、当日の馬場ではオースミムテキの「消える可能性」が大幅に下がったため、勝負度合いは少し下がりました。
結果は、オースミムテキが1着。2着がハニエル。それでも馬連26倍ならまずまずではありましたが、馬場状態と勝負度合いの変化を伝えるにはうってつけのレースでした(前日に馬場を読めなかったことは反省しています)。
当日の馬場を見て本線で的中できたのが中京6R。亀谷競馬サロン(プレミアムコース)のレーススレにて書き込んだ予想は、プルモナリアから相手本線で的中。『配当的にはこれしかつかないの?』と思われる方も多そうですが、この馬券は一部のマニアによる買い占めで下がりましたね。
同じ100倍近い配当でも、多くの人が100円ずつ買われている場合と、一部のマニアに1万円買われているパターンがあります。中京6Rの場合は明らかに後者の売れ方でオッズが下がった馬。常々書いていますように、この売れ方は期待値は高いのです(詳しくはプレミアムコースにて解説)。
▼オールカマーはさすがのじゃいさんとビッグレッド
中山のオールカマーはビッグレッドの生産馬が1、2着。ノーザンテースト持ちが上位を独占。
以前から申してますように、中山は反主流の流れ、馬場になると岡田一族の馬がまとめて走る「岡田バイアス」が発生すること。中山芝2200mはノーザンテースト持ちがまとめてハマるケースがあるのですが、典型的な決着。
じゃいさんの予想もお見事でした!
(参照)オールカマー/インスタントジョンソンじゃい・重賞予想
今週のスプリンターズSも楽しみですね。
▼キタサンブラック産駒について
双馬さんとのライブでは、レース予想はもちろん、そのノウハウが今後も使えることも大変勉強になります。そして、レース予想以外の談笑もためになるものばかり。当日のレース予想以外に双馬さんと話題になったキタサンブラック産駒についても、今後の競馬予想において大いに参考になったのではないでしょうか。
2021/09/29 (水)