YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。
今回の対象レースは7/3(水)の川崎・スパーキングレディーカップ。発走時刻は20時10分です。
~外枠有利の川崎ダ1600m戦~
世代別牝馬重賞シリーズ「グランダム・ジャパン2024古馬秋シーズン」の第1戦・スパーキングレディーC。最終戦であるJBCレディスクラシックに向けて、賞金の足りない馬たちが賞金を積み上げるべく挑戦する注目の一戦です。
川崎競馬場はコーナー角がきついため、内有利になりやすい競馬場として有名ですが、ダ1600mは最初のコーナーまでの距離が最も長いため、内外の有利不利が比較的少ないコース。
梅雨時季で道悪馬場になりやすく、馬場が渋ると外有利になりやすい同競馬場の傾向からも、外有利の枠順バイアスが発生しやすいのが本重賞です。過去10年の3着内馬30頭中19頭が6~8枠から出ており、川崎の重賞としては珍しく外枠から軸馬を選びたいレースといえるでしょう。
~北米血統のスピードが重要!~
血統面での注目は北米血統。前述の通り、道悪馬場で行われることが多く、北米血統のスピードで押し切れてしまうのが大きな特徴です。
過去10年で単勝オッズ10倍以上で3着以内に好走した穴馬はサンデーサイレンス系×北米血統か、北米血統×北米血統の組み合わせ。特にサウスヴィグラスやリンドシェーバー、クロフネといった突進力のある血の活躍が目立ち、6頭中5頭は前走の初角位置が2番手以内の先行馬。ワンペースなスピード馬が押し切れてしまうのがスパーキングレディーCというレースです。
◆人気薄好走馬(単勝オッズ10倍以上)の父×母父
2014年3着マイネエレーナ:ロージズインメイ×Rahy
2017年2着ララベル:ゴールドアリュール×ティンバーカントリー
2017年3着タイニーダンサー:サウスヴィグラス×アサティス
2019年2着サルサディオーネ:ゴールドアリュール×リンドシェーバー
2019年3着ローレライ:ゴールドアリュール×クロフネ
2021年3着グランデストラーダ:ハーツクライ×フレンチデピュティ
【スパーキングレディーCの最終見解】