YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。
今回の対象レースは6/4(水)の船橋・若潮スプリント。発走時刻は20時05分です。
~馬体重470kg以上が狙い目!~
2019年に3歳オープンの特別競走として創設された若潮スプリント。2020年からは現行の船橋ダ1200mに舞台を移し、さらには2021年にSIIIに格上され、優勝馬には優駿スプリントと習志野きらっとスプリントの優先出走権が付与されます。
若潮スプリントの最大のポイントは馬体重。本レースに限らず、ダート戦や短距離戦では馬体重の重い馬の方が好成績をあげる傾向にありますが、特に3歳戦の若潮スプリントでは成長スピードも影響するため、さらに馬体重の重要性が高まっています。
牝馬の好走も多い本レースですが、2020年以降の3着内馬15頭12頭は470kg以上の馬体重。筋肉量豊富な高重量馬を狙うのが若潮スプリントのセオリーです。
~サンデーサイレンス系は苦戦傾向!~
血統面では、ダート短距離戦という日本の非主流条件らしくサンデーサイレンス系の苦戦が顕著。生産段階からダート短距離馬をつくろうとする日本の生産者は非常に少ないため、サンデーサイレンス系の層の厚さには敵わないのが日本のダート短距離路線の現状ですが、2020年以降の3着内馬15頭中13頭が非サンデーサイレンス系という点は大きな特徴です。
特に昨年2着馬オーソレリカは単勝オッズ108倍の9番人気。日本産馬のほとんどがサンデーサイレンスの血を内包する時代ではありますが、なるべくサンデーサイレンスの影響が薄い馬から狙うのがベターではないでしょうか。
2020年1着カプリフレイバー:父サウスヴィグラス
2020年2着キングキャヴィア:父クロフネ
2020年3着ビービーアルバ:父ビービーガルダン
2021年1着ファイナルキング:父サウスヴィグラス
2021年2着チュラウェーブ:父クリーンエコロジー
2021年3着チャンプタイガー:父ロージズインメイ
2022年1着スティールルージュ:父マジェスティックウォリアー
2022年2着スタースタイル:父アジアエクスプレス
2022年3着ランディスシティ:父Runhappy
2023年3着クラティアラ:父タイセイレジェンド
2024年1着ギガース:父マジェスティックウォリアー
2024年2着オーソレリカ:父フリオーソ
2024年3着ザイデルバスト:父パイロ
【若潮スプリントの最終見解】