YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。
今回の対象レースは11/18(火)の川崎・ローレル賞。発走時刻は20時10分です。
~2歳重賞は北海道所属馬&出身馬~
1~3着馬にはSI・東京2歳優駿牝馬への優先出走権が付与される2歳牝馬限定SII・ローレル賞。北海道所属馬、北海道出身馬が強い点はここ2週の2歳重賞(平和賞、ハイセイコー記念)と同じで、2023年は唯一の北海道所属馬アメリアハートが3番人気2着、北海道所属馬の参戦がなかった2022年は北海道出身馬エイシンレアが6番人気3着と穴を開けています。
昨年は唯一の該当馬であったリオンダリーナが輸送減りで力を出し切れませんでしたが、やはり2歳戦では軽視できない好走パターンでしょう。
また、ローレル賞でも強いのが小久保厩舎所属馬。平和賞やハイセイコー記念ほど出走頭数は多くないものの、過去10年で6頭中3頭が好走するハイアベレージを記録しています。今年は平和賞とハイセイコー記念への出走が少なかっただけに、アンジュルナの出走には大きな期待がかかるところです。
~フォーティナイナー&Storm Cat~
ローレル賞で好走が目立つのがフォーティナイナーやStorm Catなどの北米血統。近年はフォーティナイナー内包馬の出走が少なくなりましたが、Storm Cat内包馬は過去3年で8頭が好走。両血脈譲りのダッシュ力は先行有利になりやすい川崎のコースレイアウトとも合っており、格の面でも適性の面でも注目の血統といえるでしょう。
◆フォーティナイナー
2015年2着モダンウーマン:父サウスヴィグラス
2016年1着アップトゥユー:父サウスヴィグラス
2016年3着スターインパルス:父サウスヴィグラス
2017年3着ストロングハート:父サウスヴィグラス
2018年1着アークヴィグラス:父サウスヴィグラス
2019年2着ルイドフィーネ:父サウスヴィグラス
2020年1着ケラススヴィア:父サウスヴィグラス
2020年3着ナジャ:父サウスヴィグラス
2021年2着プラチナプライド:母父スウェプトオーヴァーボード
2021年3着ジョーストーリー:母父エンドスウィープ
◆Storm Cat
2017年2着ハタノサンドリヨン:父ヨハネスブルク
2020年2着セカイノホシ:父カレンブラックヒル
2022年1着マカゼ:母母父Catrail
2022年2着サーフズアップ:父ドレフォン
2022年3着エイシンレア:父リアルスティール
2023年1着ミスカッレーラ:母母母父Storm Cat
2023年2着アメリアハート:父ダノンレジェンド
2024年1着ウィルシャイン:母父Speightstown
2024年2着オリコウデレガンス:父ミスターメロディ
2024年3着プラウドフレール:母母母父Storm Cat
【ローレル賞の最終見解】
