YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。
今回の対象レースは2/25(水)の浦和・ユングフラウ賞。発走時刻は17時35分です。
~ハイペースの消耗戦が基本~
2009年に重賞へ格上げされてから今年で第18回を迎える桜花賞トライアル・ユングフラウ賞。本番は浦和ダ1500mで行われますが、同じ浦和競馬場で行われるステップレースとして桜花賞に向けても非常に注目度の高い一戦となっています。
浦和ダ1500mは4角奥のポケットからのスタートですぐに緩やかなカーブをむかえるため、比較的内枠有利になりやすいコース。100m短くなる浦和ダ1400mはホームストレッチからのスタートで1角までの距離は約300mあり、桜花賞ほどの内枠有利傾向にはありません。
ただ、その分先行争いが激化する傾向にあり、過去10年で5回は前後半3Fが3秒以上のハイペース戦。追い込み馬が穴を開けるケースも多く、消耗戦への対応力が重要なレースといえそうです。
~サンデーサイレンス系が不振~
ハイペースの消耗戦になりやすい競馬では日本競馬を牽引するサンデーサイレンス系の非凡な瞬発力は活かしづらい傾向にあります。世代限定戦のため地力だけで走ってしまう馬も少なくありませんが、人気薄好走馬を見ればこの傾向は明らかでしょう。
過去10年、5番人気以下で好走した12頭中10頭は非サンデーサイレンス系産駒。日本の主流血統馬にはなかなか厳しい舞台です。
◆人気薄好走馬(5番人気以下)
2016年2着ポッドガゼール:父ドリームジャーニー
2017年3着グラスサファイヤ:父サウスヴィグラス
2019年1着ポッドギル:父フリオーソ
2019年3着マーチャンスルー:父ワイルドラッシュ
2020年2着アクアリーブル:父パイロ
2020年3着ポピュラーソング:父アンライバルド
2021年1着ウワサノシブコ:父アイルハヴアナザー
2022年1着スティールルージュ:父マジェスティックウォリアー
2023年3着デザートウインド:父ラニ
2024年1着ミチノアンジュ:父ドレフォン
2024年3着モノノフブラック:父ニシケンモノノフ
2025年3着ツウエンティフォー:父バンブーエール
~ブライアンズタイムの底力~
注目血統はブライアンズタイム。砂の名血であり、ハイペース戦には滅法強い血筋のひとつです。また、ブライアンズタイムと同様にGraustark(=His Majesty)の血を引く馬の活躍も目立ち、2021年1着馬ウワサノシブコ(His Majesty=Graustarkの6×6)は8番人気の低評価を覆して勝利を挙げています。
◆ブライアンズタイム
2016年2着ポッドガゼール:母母母父ブライアンズタイム
2018年1着エターナルモール:父エスポワールシチー
2018年2着グラヴィオーラ:母父タニノギムレット
2019年1着ポッドギル:父フリオーソ
2020年1着レイチェルウーズ:母父ブライアンズタイム
2021年3着グロリオーソ:父フリオーソ
2022年2着ジョーストーリー:父エスポワールシチー
2025年2着ゼロアワー:母父フリオーソ
2025年3着ツウエンティフォー:母父ロードバリオス
【ユングフラウ賞の最終見解】
