亀谷敬正 オフィシャル競馬サロン
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黄金旅程な週末
2024/01/25 (木)

#02 一族も我ら夫婦の馬券も好調だ、と思ったのは甘かった/馳星周「黄金旅程な週末」

小説『不夜城』や『少年と犬』などで知られる作家・馳星周さんによる競馬エッセイ『黄金旅程な週末』。

ステイゴールドとその一族の熱烈なファンである馳星周さんの奮闘振りをお楽しみください。



 1月20日土曜日は、私事でばたばたしたり雪掻きなどに追われ、じっくり競馬を見るどころか馬券を買う余裕もなかったが、ピエナオルフェ(京都6R)とゴールドサーベル(京都12R)が勝ってくれて、気分的にはいい一日だった。

 翌日曜日、雪が雨に変わっており、愛犬の散歩を終えると、再び雪掻き。湿った雪に雨のダブルパンチで重い、重い。一月の軽井沢で雨が降るなんて、例年ならありえない。本当に去年からの天候は異常だ。おかげで福島の最終開催も外差し馬場にはならず、中山も冬とは思えない高速馬場で、うちの一族は・・・・・・愚痴はここらでやめておこう。

 雪掻きのせいで午前中はなかなか競馬に集中できず、しかし、京都の4Rでウインデイジーが圧勝。元々京都を得意とする一族だが、それに道悪が加われば鬼に金棒という勝ち方だった。馬単が当たったが、人気サイドでの決着だったため、たいした儲けにはならず。

 まあいい。先週から引き続き一族も我ら夫婦の馬券も好調だ、と思ったのは甘かった。

 小倉6R、初出走のゴルシっ仔、ゴールドブレス狙い。この血統は小回り平坦向き、道の渋った小倉なら既走馬相手でもやれるだろう。その考えは当たったが、いやなんだこの馬。トップスピードに乗ったと思ったら減速し、もう終わったのかと思ったら再び加速してという滅茶苦茶な走りっぷり。それでも2着に来てくれたのだが相手が拾えず。普通に走れば勝っていたのではないかなと思うのだが、普通に走らないのが一族なのだ(涙)。

 京都6R、ブルーサンの馬券内は固いと踏んだまではよかったが6頭立ての小頭数、相手をテンエースワンに決め打ちして3着になにか飛んでこいと紐荒れを狙ったのだが、テンエースワンがそれ4。

 中山6Rは新馬戦。オッズを確認すると、この時点でなんとオルフェーヴル産駒のバスターウルフが1番人気。いやいやいやいや、ステイゴールド一族推しが言うのもなんだけど、これ、明らかに危険な人気馬じゃないか。オルフェの子だよ? わかってんの? 普段は「なんでこんな人気なんだよ。舐めんなよ」と一族の人気の無さに憤慨することが多いのだが、一番人気に支持されると途端に不安になるというのが一族推しあるあるだ。このレースはケン。バスターウルフは人気を裏切っての14着。ケンは正解だったがなんだか悲しい。

 小倉8R、バンボーレが今村騎手から河原田騎手への乗り替わり。今村リターンを狙って人気馬とのワイドを買ったが8着まで。相手は1着だったのだが。

 京都9R。道悪ならドリームジャーニー産駒だとシンシアリダーリンからフォーチュンコードへのワイドを買ったが、シンシアリは直線馬群に沈み、フォーチュンは4着まで。うーん、歯車が狂いだしたぞ。

 中山9R若竹賞、鞍上が不安でしょうがないのだが、馬の力を信じてキャントウェイトから。直線、勝ちまであるぞと思ったのだがまさかのヘグり騎乗爆発のそれ4。岡田総帥が亡くなって、ラフィアンの馬への騎乗数が激減した鞍上だが、頼むからもう乗らないで。ビッグレッドファームが生産する馬に、絶望的に手が合わない。

 小倉10R、海の中道特別は、ローカルの芝2600メートルというこれまた一族の得意条件。何年か前にメロディーレーンが勝ったのは記憶に新しい。シリンガバルガリスが2番人気、シーグラスが3番人気。2頭の馬連と2頭軸の紐荒れ狙い3連複。が、シリンガが直線失速。シーグラスは3着。シリンガはラッキーライラックの弟。わたしが競馬をはじめて最初に好きになり、ステイゴールドへと導いてくれた思い出の馬がラッキーライラックなのだ。頑張って欲しいんだけどなあ。

 東海ステークスは、ダートは無理だろうなと思いながらもバビットの複勝を購入。その他にわたしの故郷、浦河の杵臼牧場生産のペプチドナイルと、亀谷さん推奨のタイセイドレフォンの馬連ワイドを購入。杵臼さんはブラックホールやライラックなど、一族馬を多く生産してくれるので一推し牧場なのである。

 バビットはやはりダートは無理だった。別筋馬券も沈没。ああ、今日はすべてが噛み合わない。

 AJCCはステイゴールドの親戚であるカラテから。生産牧場のご子息中地君とはご飯を一緒に食べたこともある。相手はマイネルウィルトスと考えていたのだが、まさかの1番人気。まあ、道悪だから仕方がないのだが、1番人気と知ると買う気が失せる悪い癖。相手をどうしようかと悩んでいると、妻の一声。

「わたし、チャックネイト買いたい」

 ということでカラテとチャックネイトの馬連ワイド。

 チャックネイトは接戦を制して優勝したが、カラテは早々に失速。後ろで構えて差しにいくと考えていたのに前に行っちゃったしなあ。

 というわけで、先週末の当たり馬券は安いのが一本のみ。前の週の儲けを吐き出して終わってしまった。まあ、そういうものです。

 来週、シルクロードステークスのトゥラヴェスーラと、根岸ステークスのヘリオス、ベルダーイメル、フルムで取り返すぞ。

 トゥラヴェスーラは9歳にして数少なくなったドリジャ産駒。なんとかしてタイトルを獲らせてあげたい。ベルダーイメルとフルムも一発あるぞと月曜の朝から妻と一緒に予想に突入している。

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馳星周 近影

馳星周

1965年北海道浦河町生まれ。1996年『不夜城』で小説家デビュー。2020年『少年と犬』で直木賞受賞。

馬産地で生まれ育ったがゆえに馬を嫌い、長らく競馬とは無縁で過ごしてきたが、七年ほど前から夫婦で競馬にはまり、ステイゴールド一族を応援する日々を送る。好きが高じて競馬小説も書きはじめ『黄金旅程』、『ロスト・イン・ザ・ターフ』などを上梓。2024年春、凱旋門賞を目指すホースマンたちを描いた『フェスタ』を刊行予定

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