-このコラムは「双馬毅の“ロ-テ×血統"錬金術」と題しまして、双馬さんの馬券理論を実践例を交えながら解説していき、これを読んだ方々が双馬さんに近づけるような内容にしたいと思っています。高額配当に行き着くまでの予想手順を事細かに聞きますが、問題ないでしょうか?
双馬)いつも言っていることを実践しているだけなので大丈夫です。
-また、定期的に種牡馬についての考察を聞く回も設けていきたいと思っています。
双馬)種牡馬のクセについては、単行本『1頭の種牡馬の凄いクセをつかむだけで1千万円稼ぐ』で書いた後も、新しい種牡馬がたくさん出てきていますからね。それも問題ありません。
-では早速、最近の的中馬券の解説をしてもらいたいと思います。
双馬)では、『競馬放送局』で予想を公開した4月24日の阪神2Rにしましょう。このレースでは、以下のような印を打ちました。
◎2.マテンロウアスカ
○6.フランクエトワール
▲12.カバーガール
△18.シュライエン
×10.コートゴシップ
-どこから予想していきましたか?
双馬)まず、このときの阪神芝1400mは時計が速くて、馬場のクセ的には「短縮有利」でした。なので予想手順の1としては「短縮馬を狙おう」でした。
-このレースは馬場のクセから入ったわけですね。
双馬)はい。次に人気馬を見ていきます。人気馬が力を発揮できなそうなら荒れる可能性が高くなりますからね。
-双馬さんは昔から『予想の第一歩は危険な人気を見つけること』といつも言ってますもんね。
双馬)1番人気のシュライエンは前々走が1800mで4着、前走が1400mで2着。今回は短縮で好走した後の同距離だったので、パフォーマンスを下げる可能性がありました。
-これで「短縮狙い」で穴を狙うという方向性が決まったわけですね。ただ、短縮馬は7頭いました。なぜマテンロウアスカを本命にしたんでしょうか? 成績を見ると強そうには見えないんですけど。
双馬)それがミソです。能力の話をする前に、まず血統の話をしましょう。
2021/05/26 (水)
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双馬毅
2008年春から某キャッシングの5万円を原資に馬券生活をスタート。今井雅宏、亀谷敬正の熱心な読者でもあり、「彼らの理論を読めば、年に2000万は楽に勝てる」を実証した人物でもある。ここ数年は1000万単位で勝つ年もザラとなっている。サイト『競馬放送局』にて週末の勝負予想を公開中。