【第68回】秋競馬の馬券に活きる!! 今夏のクセ強レース5選/双馬毅の“ローテ×血統”錬金術

双馬) 今回は夏競馬でクセが強かったレースを紹介しようと思います。ここで着順が悪かった馬は能力負けではないので、次走以降で人気を落として絶好の狙い目になります。クセが強いレースは覚えておくとお金につながるので、今後も定期的に紹介していきたいと思っています。

─それは楽しみですね。是非教えてください。

双馬) では、ひとつずつ解説していきます。


(1)レパードS(新潟ダ1800m良)
キレ味型と先行馬が不利を受けたレース

双馬) 的中回顧のときにも言いましたけど、レパードSは持続力のあるパワー型が有利な馬場で、かつハイペースだったので差し有利になりました。その結果、キレ味型と先行馬が不利を受けたので、次走以降で狙えます。

3着ハピは本来キレ味型で、このレースでは恵まれませんでした。中央場所の軽いダートで速い上がりが使えるようなレースになればパフォーマンスを上げると思います。

5着ホウオウルーレットは延長ローテだったので力を出し切れていません。

一番頑張ったのは7着のライラボンドです。後方にいたので展開は向いたとはいえ、ダートの1200m、1400mを走っていた馬が、初めてのダート1800mで重賞7着というのは高評価できます。以前は砂を被ったらダメだったんですけど、1勝クラスを勝ったときは砂をかぶっても大丈夫だったので、覚醒した可能性があります。次は1400mに戻ってもいいですし、1700mでも1800mでも走れると思います。

先行馬だと9着ヘラルドバローズ、8着メイショウユズルハ、12着レッドラパルマ、13着インディゴブラック、10着シダーは巻き返しがありそうです。今年の3歳はダートのレベルが高いですし、そのなかでもレパードSは重賞としてのレベルが高いので、期待していいと思います。


(2)札幌記念(札幌芝2000m良)
ペースと特殊馬場が作った先行有利レース