プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回は天皇賞春の展望をお届けします。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
──今週は天皇賞春の展望をお願いします。
双馬: 天皇賞春のポイントは2つあります。ひとつは「馬場」で、もうひとつは「人気馬のタイプ」です。
──「馬場」というのはもちろんリニューアルされた京都芝のことですよね。
双馬: 高速馬場でもアメリカンな持続力が活きる馬場ではなく、ヨーロピアンな末脚を使える馬場になると想定していましたが、実際にそうでした。東京みたいに速い上がりが出る高速馬場ですね。
今週はそこに雨が降る予定です。かなり水捌けが良いという話ですけど、雨が降っても速いタイムが出るのかどうかを見極める必要があります。
──もうひとつのポイント「人気馬のタイプ」というのは?
双馬: タイトルホルダー、ボルドグフーシュ、アスクビクターモアはタフな長距離レースが得意で、逆にジャスティンパレスはスローペースのキレ味勝負のほうが得意です。
──どっち寄りの競馬になるかということですね。