プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは「2月中旬~3月上旬でクセの強かったレース5選」です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
双馬:今週は2月中旬~3月上旬でクセの強かったレースを紹介します。GIにも繋がりそうなレースがあるので、しっかり押さえておいた方が良いと思います。
(1)クイーンC
2月15日 東京芝1600m 良
勝ち馬は例外! 実は前崩れの差し決着
双馬:クイーンCは先週の3歳戦診断でも取り上げましたが、クセ強レースでもありました。勝ったエンブロイダリーが2番手追走だったので分かりづらいですけど、テン3Fも1000m通過も速く、2~6着は全部差し馬だったので、前崩れのレースでした。エンブロイダリーは不利がありながら勝ったという評価をすべきです。
他にも前に行ったロートホルン、ティラトーレ、ショウナンザナドゥは明らかに不利を受けているので、次走以降での巻き返しが期待できます(取材後、ショウナンザナドゥはフィリーズRを制覇)。ティラトーレにいたってはローテも悪かったので、次走は走りやすい状況になると思います。
6着のマディソンガールは先週も言ったようにローテ不利だったので、評価が大きく下がるわけではありません。クイーンCはレースレベルが高いので、巻き返す馬が多いレースになると思います。
(2)下関S
2月15日 小倉芝1200m 良
超ハイペースの差し決着
双馬:テン3Fが32秒2で、1~4着が差し馬ですから、差し有利で先行不利のレースでした。
前に行ったトーラスシャイン、トーセンサンダー、メイショウエニシア、ウォータールグラン、トレンディスターは不利を受けています。特に、メイショウエニシア、ウォータールグラン、トレンディスターは展開さえ向けばいつでも穴をあけられると思います。
(3)オーシャンS
3月1日 中山芝1200m 良