プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは「有馬記念展望」です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
※今回が2025年最後の更新です。次回の更新は1/7(水)になります。
──いよいよ有馬記念です。いつも通りポイントから教えてください。
双馬:今年のポイントはレコード決着だったジャパンカップ組の疲労度だと思います。
──アーモンドアイのレコードを0.3秒も更新する2分20秒3でしたもんね。
双馬:2分20秒台で走って疲労が出ないとは考えにくいですよね。実際、アーモンドアイの2着だったキセキ(2分20秒9)は次走の有馬記念で2番人気5着でした。
──今年2分20秒台で走った馬は、カランダガン、マスカレードボール、ダノンデサイル、クロワデュノール、ジャスティンパレスと5頭もいます。
双馬:ぶっちぎったレコードじゃなく接戦のレコードですから、上位馬は頑張り過ぎています。
──なるほど。では、疲労度に注目しつつ、上位人気馬の解説をお願いします。1番人気はレガレイラになりそうです。
双馬:レガレイラは昨年も評価しましたが、今年もローテは悪くありません。連勝で来ていますけど、疲れが残る内容でもありません。素直に評価すべきだと思います。
不安があるとしたら枠で、外目の枠を引くと割引した方が良いでしょう。今の中山は少し内有利になりやすそうな気配がありますし、雨が降ったら完全に内有利になるかもしれません。なので、昨年の4枠8番より内の枠が欲しいですね。
──戸崎騎手はレガレイラではなく、ダノンデサイルを選びましたね。
