競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回のテーマは「中山替わりで買いの騎手⇔危険な騎手」です。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
▼新刊『道中の動きが見えてくるジョッキー事典』は絶賛発売中!
TARO氏の新刊『道中の動きが見えてくるジョッキー事典』が絶賛発売中です。競馬サークルの“外”で確固たる地位を築いた著者だからこそ書ける「忖度なし」の騎手評論は必読です!
2026年JRAG1開幕戦、フェブラリーSはコスタノヴァが勝利。ルメール騎手らしい外から末脚を伸ばす騎乗がピタリとハマりました。懸念されていたスタートも決めて、得意舞台で見事な連覇達成でしたね。
ルメール騎手は2開催を終えて28勝と早くもリーディングを快走中。芝での複勝回収率は100%を超えており、数字だけを見れば、
「ルメールは実力にファンの支持が追い付いていない」
という状況です。少なくとも数字だけを見れば“ルメール人気”はまだまだ足りないということです。
ちなみに、競馬場ごとの芝ダート別成績は以下の通り。
▽ルメール騎手×競馬場別勝利数&勝率(10走以上)
東京芝:10勝 31.3%
中山芝:2勝 18.2%
東京ダ:5勝 23.8%
中山ダ:1勝 9.1%
京都ダ:5勝 41.7%
ご覧の通り、やはり東京と中山でまるで成績が異なります。また、京都ダートでの好調も目立ちました。これは例年になく末脚が生きる馬場だったことが影響していると思います。
いまさら言うまでもないですが、競馬場別のジョッキーの出し入れは大事です。ルメールといえども競馬場やコースによって別人になるといってもいい。
東京芝=スーパールメール
中山芝=普通ルメール
中山ダ=微妙ルメール
というイメージでしょうか。
(中山ダートは、わかりやすく“ダメール”にしようと思いましたが、昨今のコンプライアンスの状況を鑑みて、自重しました。公式ではなく内輪で使いましょう)
~中山替わりで狙えるジョッキーたち~
というわけで、今週は中山替わりでのジョッキーの出し入れを考えてみます。
まず当然のことながら、ルメール騎手は下げですね。前走ルメール×東京で好成績を収めた馬の中山替わりもパフォーマンスを落とす可能性が高く、馬柱を見る際は要注意です。これだけで危険な人気馬が結構見つかるはず。
