先週の当欄でご紹介したエフフォーリアは、京都記念で心房細動を発症し競走中止。その後、引退、種牡馬入りを発表しました。道中はいい感じで走っていただけに、残念な結果になりました。
16日の退厩を見送ってきたのですが、まだ走れそうな馬体。『手応えをつかめてきたところだったので…』と陣営からは無念さも感じました。ただ、無事だったことが何より。第二の馬生を幸せに過ごせるように、祈るばかりです。
さて、今週はフェブラリーS。関東馬は4頭ですが、その中で人気を背負いそうなのがレモンポップです。
▲田中博厩舎のレモンポップ
前走の根岸Sがかなり強い勝ち方。3角過ぎで後ろから動いたジャスパープリンスと一緒にあがっていく厳しい形で抜け出し、地力の高さを示しました。田中博師は『きつい流れで心配しましたが、時計面を見ても、今まで使った1400mの中で1番濃い内容でした』と振り返ります。
勝ちタイムの1分22秒5は、良馬場で施行された根岸Sでは過去最速タイム。過去に22秒台を計時した2020年モズアスコット、2002年サウスヴィグラスの2頭は、いずれものちにGIを制していますから、この馬もGIをと夢がふくらむ1勝でした。
今回は中2週と1ハロンの距離延長がポイント。陣営も『距離がどうか』と話していましたが、そのトーンは日に日に上がっているようにも感じます。
2023/02/17 (金)
根岸S快勝のレモンポップ。マイル戦と中2週への自信度は?/東スポ・三嶋記者の美浦トレセンレポート
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三嶋まりえ
東京スポーツ新聞社・レース部記者。東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。2022年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。