混戦模様のNHKマイルC。最終追い後にトーンが上がった馬、下がった馬とは？/東スポ・三嶋記者の美浦トレセンレポート

今週はNHKマイルC！ 混戦模様だけに予想に力が入ることでしょう。美浦からも有力馬が多数。関東馬の取材の感触をお伝えします！

人気を集めそうなのがエエヤンです。3連勝中の勢いある馬。4連勝でのG1初制覇が掛かります。ただ、3連勝した中山ではなく、今回は東京が舞台。そのあたりの対応が鍵になりそうです。


▲伊藤大士厩舎のエエヤン(父シルバーステート)


戸崎騎手は『折り合いが求められるというのはありますよね。中山よりはペースが落ち着くので、そこがポイントかなと思っています。ただ、そのあたりがうまくいけば問題ないのかなと。壁はつくりたいです』とレースのイメージを膨らませていました。

戸崎騎手は前半の折り合いを課題に挙げていましたが、陣営は東京コースにいい印象を持っているようです。伊藤大師は『気性的にすごく成長しています。もともと東京でデビューしたくらいで、本質的には東京のほうがよりパフォーマンスを発揮できると思っています。この馬のいいところは体の柔らかさ、ストライドの大きさだと思うので、広い競馬場のほうがのびのびと走れるんじゃないか』と。成長した今なら、以前よりも折り合いに不安がなく、この馬の良さが活きる可能性は高そうです。

そして、取材の感触がよかったのがモリアーナ。伏兵扱いでしょうが、一発ありそうな気配がぷんぷんします。