今週末はいよいよ今年最初のGIレースが行われます! 最近は海外競馬との兼ね合いで、主力級の日本馬は不在。それでも、地方馬からJBCスプリントを制したイグナイター、昨年6着のスピーディキック、無敗のまま南関東3歳三冠を達成したミックファイアが参戦するなど、今年も盛り上がりを見せそうです。JRA勢と地方で名を挙げてきた馬たちの対決に胸が躍ります。
関東馬は3頭が出走を予定。今週はフェブラリーS出走馬をピックアップします。
まずは東京大賞典、チャンピオンズC・2着のウィルソンテソーロから。久しぶりのマイル戦ですが、距離に対する不安はゼロ。小手川師は『マイルはすごく合ってるかな、と思っています。ワンターン、東京の速い決着、どちらも合うんじゃないかなと』とむしろ好意的に見ているんです。
▲GI初制覇を狙うウィルソンテソーロ
注目の最終追い切りは、武士沢騎手(レースは松山騎手)を背に美浦ウッドで5ハロン67秒1-11秒5。気になったのは、1週前、最終追いと2週続けてウッドコースで追い切りを行っていること。もともと体質が弱く、主に坂路で調整を行ってきた馬。それが2週続けて追い切ったのは・・・。
早速、小手川厩舎に向かい、師を直撃すると『坂路も考えたが、もう1段階上げるためにあえてウッドで。これからは海外も目標になってくる。その時にはフラットコースでやっていかないといけないので』と説明していました。
“もう1段階上げる”ための調教。近2走はGIで2着が続きましたが、ここはタイトル奪取のビッグチャンスかもしれません。
回避馬が出たことで出走可能となったオメガギネスは、1週前追い切りがうまくいかなかったよう。7日は美浦ウッドで5ハロン64秒7-12秒2。馬なりでかなりの好時計を出していましたが・・・。
2024/02/16 (金)
フェブラリーSの関東馬、興味深い陣営のトーン/東スポ・三嶋記者の美浦トレセンレポート
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三嶋まりえ
東京スポーツ新聞社・レース部記者。東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。2022年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。