先週のフェブラリーSは単勝11番人気のペプチドナイルが勝利し、3連単は150万超という波乱の結末。関東馬はウィルソンテソーロの8着が最高で、厳しいレースとなりました。
ここで紹介したウィルソンテソーロ、オメガギネスはいずれも人気を裏切る格好。ウィルソンテソーロはレース前から発汗している様子が見受けられ、『厩舎の勝ちたい気持ちが馬に伝わってしまったのかも。それくらい賢い馬ですからね』と小手川師。
ただ、チャンピオンズC・2着、東京大賞典・2着と地力はある馬ですから、ドバイワールドカップでの巻き返しに期待したいです。
さて、切り替えて今週は中山記念です! 関東馬の最有力候補はやはりソールオリエンスでしょう。
▲中山記念から始動するソールオリエンス
有馬記念では8着と良いところがありませんでしたが、昨年のクラシック戦線を沸かせてきたように、素質的には上位の存在です。手塚師は『有馬記念は結果的に最終追いが軽かったのかも。最内枠でタイトな競馬になり、持ち味が生きませんでした』と敗因を分析。巻き返しを図ります。
今回は田辺騎手との新コンビ。ですが、もともとデビュー戦は田辺騎手が騎乗の予定だったんです(負傷のため田辺騎手が当週の騎乗を見合わせ)。ようやく巡ってきたチャンスに、『ボーナスきたなって思ったよ(笑い)』と素直に喜びを表現。この馬への期待度がひしひしと伝わってきます。
約1年3か月ぶりの騎乗となった1週前追い切りはまずまずの評価。『新馬戦の前はガチャガチャした走りだったんだけど、今は整ってイメージよりも乗りやすくなっていた。ただ、ゴール後はもう少しバキューンという手応えがあるのかな?と思ったけど、思ったほどではなかったね』と。
2024/02/23 (金)
中山記念のソールオリエンス、1週前と当週の“田辺節”/東スポ・三嶋記者の美浦トレセンレポート
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三嶋まりえ
東京スポーツ新聞社・レース部記者。東京都出身。2018年10月から美浦トレセンで取材を開始。競馬知識ゼロで配属されるも、ギャンブラーだった祖父の血が騒ぎ競馬好きに。2022年8月に東スポレース部に加入した。予想は現場情報と直感を重視する。