東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は札幌記念の出走馬から注目の2頭をご紹介いただきます。
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札幌の夏を彩るビッグイベント、G2・札幌記念がいよいよ開幕します。有力馬が集う一戦だけに、今年も見どころ満載です。ここでは注目の2頭をご紹介します。
まずはホウオウビスケッツ。昨年は巴賞から函館記念を連勝し、一躍中距離戦線の主役候補に名乗りを上げた実力馬。その後は天皇賞秋・3着、大阪杯・5着とG1でも好走しています。
管理する奥村武調教師は「何も言うことなく順調に来ています。落ち着きすぎるくらいに落ち着いている。年齢を重ねてだいぶどっしり来て、ようやく大人になった」と、気性面の大きな成長を口にします。
前走の大阪杯では、道中でデシエルトに早めに来られる厳しい展開。それでも最後まで踏ん張って5着と、負けて強しの内容を見せました。
奥村師は「前走は想定している中で最悪の競馬。厳しいペースだったし、エキサイトしている中で5着と内容は濃かった。秋に向けていい競馬ができれば」と手応え十分。昨年からの成長を証明し、悲願のG1制覇へ向けて弾みをつけたいところです。
▲G1制覇に向けて始動するホウオウビスケッツ