東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は新潟記念に出走する関東馬からブレイディヴェーグ、ダノンベルーガ陣営のレポートです。
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新潟最終週を締めくくる新潟記念。今年はこれまでのハンデ戦から別定戦に変わり、実績馬がそろった豪華メンバー。例年以上に見応えのある一戦になりそうです。
注目はやはりGI馬ブレイディヴェーグ。2023年のエリザベス女王杯を勝った実力馬で、このメンバーでも最上位と言っていい実績を誇っています。最近はマイルや1800を使ってきましたが、今回は久しぶりの2000m戦。
宮田調教師は「最近は1600、1800で勝ちに行ってポジションも取っていた分、2000になるのがどうか。本来なら得意舞台ではあるものの、ローテーションを踏まえて調整している。前半少しでも噛むようならそんなに甘くはないと思うが、津村騎手にもその辺りは言ってあるので、極端に位置を取りに行かなければ大丈夫だと思う」とコメント。久しぶりの2000mへの対応をポイントに挙げていました。
1週前追い切りは、初コンビとなる津村騎手が騎乗。同師は「津村騎手に折り合いを確認してもらって、一段階上がった感じ。リズムよく走れて弾むような動きだった」と好感触を語ります。
ただ、距離に加えて不安なのは当日の暑さ。師は「暑さが得意ではないのはたしか。当日までしっかりと態勢を整えたい」と気を引き締めていました。
▲実績最上位のブレイディヴェーグ