東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回はチャンピオンズC出走の関東馬から、ナルカミ、ウィルソンテソーロの陣営レポートです。
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チャンピオンズCは、中京ダート1800mで行われるダート中距離王決定戦。今年も精鋭が集まりますが、関東馬にも有力馬が複数います。
その中でも、主役と言えるのが4連勝中のナルカミ。デビューから一戦ごとに力をつけ、前走ジャパンダートクラシックではハイペースで飛ばしながら、直線に向いても脚色が鈍るどころか、逃げて最速の上がりをマーク。後ろの馬たちの脚が止まる中で突き放した内容は、まさに圧巻の一言でした。
唯一の黒星は左回りでのものですが、不来方賞ではその左回りを克服して重賞タイトルを奪取。
戸崎騎手は「負けた時とはまた違ったナルカミになっていると思いますし、左回りに関しては盛岡でも特に違和感なく、しっかり走れていたので不安はありません。今回は古馬相手になりますけど、そこもクリアする能力を持っていると思いますので、自信を持って臨みたいと思います」と、頼もしいコメントを寄せています。
世代トップクラスの素材が、いよいよ中央GIの舞台で真価を問われます。
▲5連勝でJRA・GI制覇を狙うナルカミ(写真奥)
