東京スポーツ・三嶋まりえ記者による美浦トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は有馬記念の出走馬から、メイショウタバル、ダノンデサイル、レガレイラの陣営レポートです。
三嶋まりえ記者の最新記事や予想等はWebサイト「東スポ競馬」でご確認ください。
※今回が2025年最後の更新です。次回の更新は1/9(金)になります。
いよいよ有馬記念。木曜の枠順抽選会も終わり、グランプリムードもかなり高まってきました。私は1週前は栗東、当該週は美浦、そして木曜日は枠順抽選会を取材。各陣営の温度感を肌で感じました。
注目は宝塚記念を制したメイショウタバルです。武豊騎手が「驚くくらい強かった」と振り返ったあの一戦は、力の要る馬場で折り合いをつけて押し切る内容でした。
▲春秋グランプリ制覇を狙うメイショウタバル
石橋師も枠順抽選会で「天皇賞秋よりはピリピリしているけど、宝塚記念ではピリピリしていて勝った。そういう意味でも楽しみ」と語り、気配の良さを前向きに捉えています。
気持ちが乗ると一気に加速するタイプだけに、今回は“燃え過ぎない範囲で”のピリッと感が理想。秋の大舞台で見せた落ち着いた運びの経験も生きてきそうです。
“メイショウ”の冠がついた馬でのグランプリ制覇へ。ドラマに注目が集まりがちですが、馬も充実しています。
▲展開の鍵も握るメイショウタバル
