毎週金曜日更新の当コーナーでは、調教理論で勝負するプロ馬券師・阪木秀雄が調教から今週狙える馬をご紹介いたします。
なお、『競馬放送局』では阪木氏の推奨レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
▼今週の掲載内容
・今週の調教コース馬場差
・土曜の注目馬/京都11R
・日曜の注目馬/東京09R
・今週の注目新馬
【調教の見方】
調教タイムが速い馬を評価する──私の理論はそうではありません。
速い時計を出した馬はトラックマンの印が集まり、人気先行となって妙味を失ってしまうからです。私が重視するのはタイムの「速さ」よりも、前走からどれだけ内容を良化させたかという点です。
例えば、同じタイムでも前走は一杯に追って出したものを今回は馬なりで出せた。併せ馬で先着できなくても、格上相手に互角の動きを見せた。あるいは遅れていても、前走よりバランスの良いラップを刻んでいた。
そうした「中身の進化」が見える馬こそ、馬券的に最も価値があると考えています。
【今週の調教コース馬場差】
以前は、週によって平均タイムに1秒以上の差が出ることも珍しくなかったのですが、現在は施設の充実、馬場素材の進化、そして管理技術の向上により、そこまで目立った馬場差が生じる週は少なくなりました。
もちろん、明らかに馬場差が大きい場合はその都度お知らせしますが、平均的な範囲内(現在ではほとんどの週が該当)であれば、「平均」または「通常通りの馬場」としてお伝えします。
今週は主要4コース(美浦坂路・ウッド、栗東坂路・ウッド)は通常通りの馬場でした。
【今週の注目馬】
土曜京都11R 室町S
