亀谷敬正自身が先週のレースや予想などを振り返る「先週の亀レビュー」。競馬の構造理解や次週以降のヒントなどが満載です。ぜひご一読ください!
▼今回のトピックス
・4月も超大幅プラス収支の「亀AI」
4月も超大幅プラス収支の「亀AI」
先週の「亀AI」(※)は評価A、B該当馬が12勝。単勝回収率は221%。複勝回収率も4月はすべての週が100%以上のプラス収支。
(※)JRA全レースにおける亀AIのA~E評価は当サロン・プレミアムコース会員限定のFacebookグループ内で公開中。
先週日曜の東京9RはB評価のハクサンバードが単勝3350円で1着。先週土曜の福島1RはA評価のキミオモウハナが単勝2100円で1着。
第24回目のプレミアムコース優先入会で入会された方は、先週末が初めての週末でしたので、「こんなに儲かるAIが激安価格で手に入るのか!」と驚かれた方もいるかもしれません。初めて買っていきなり高配当が当たれば、強く信じて買うでしょうから、先週末はとんでもない金額が儲かってしまったかもしれません。
ただし、先に念を押しておきますが「先週は出来過ぎ」です(笑)。「亀AI」のA、B評価は、たしかに今までも中期スパン(4か月単位)では堅実にプラス収支を続けていますが、30連敗することもあります。「先週ぐらい常に当たる」と勘違いしてしまうと、連敗期間中にすべて儲けを吐き出してしまうでしょう。
では、先週のような爆儲けの週と、30連敗した週では何が違うのか?
「運≒タイミングが違うだけ」としか言いようがないのです。
これは常々解説していることで、2週前の亀レビューでも似たような話を解説した通り、競馬というゲームの不思議な部分でもあり、本質でもあると考えています。
▼参考記事
先週の亀レビュー(4/12~4/13)/亀谷敬正のレース回顧
例えば、先週日曜東京9Rのハクサンバードは小崎騎手の好騎乗でハナ差勝てましたが、これは運がよかったことと、小崎騎手が馬の性質を知り尽くしていたから。仮に違う騎手が乗る、もしくは運が悪ければ勝てていなかった可能性の方が高いです。
▲27日(日)の開催後、小崎綾也騎手がリアルサロンスペースに来場されました
「亀AI」が「オッズ以上に勝てる可能性を秘めた馬だ」と判断していたのは正しかったのですが、その判断はハズレた他のレースでも正しいことが多いので、結果としてプラス収支になるわけです。
誤解なきよう解説したいのは、当サロンに入ったばかりのメンバーの方には「運がよかった」とか「最後は気分で本命が変わります」と、ボクがあまりにも解説するものですから、ただの「運任せ予想」「気分予想」と勘違いをされてしまう方もいます。しかし、それは大きな間違い。ただの運任せとは違います。
「亀AI」では予測勝率も提示しています。その的中率は4か月スパンぐらいであれば、ほぼ近い的中率に収束することは結果で証明されています。
そうなる理由は、常々解説している「このレースを10回やり直したら3回以上は勝てる」という話が、ほぼ正確だから。
先週日曜東京9Rでいえば、仮に10回やり直したら、ハクサンバードが常に勝つとは限りませんが、10回やれば少なくとも3回以上は「亀AI」評価のD評価以上で単勝30倍以上の馬が勝ったことでしょう(評価D以上の単勝30倍以上の馬は1、3、6着でした)。
なお、「亀AI」評価のD評価以上で単勝30倍以上で勝ったハクサンバード、僅差3着のコスモアディラート、6着のジュノーはいずれも、
・父も母父も非サンデー系
・父が欧州型
の血統パターンに該当する馬。「反主流の欧州型」は芝1400mの古馬混合戦で期待値の高い血統パターンでもあります。
期待値が高くなる大きな理由は、以下の2点です。
・競馬の能力には方向性があること
・能力の方向性を「血統ビーム」ならある程度予想できる
つまり、我々は「多くの一般ファンが知らない競馬の結果に影響を与える要素」を知っていて、その要素をAIで分析する技術も共有しています。
ただ、その強みを持っていたとしても競馬には運があるので、必ず当たるわけではないことと向き合えない人はお金を増やすことができないというのも、馬券ゲームの性質だとも考えています。
99%の一般競馬ファンは当サロンと同等以上のツールを持っていませんし、限られた1%の強みを持っていたとしても、運をコントロールできない人は馬券ゲームで勝てないと思うのです。