亀谷敬正自身が先週のレースや予想などを振り返る「先週の亀レビュー」。競馬の構造理解や次週以降のヒントなどが満載です。ぜひご一読ください!
▼今回のトピックス
・今まで以上の高速馬場で行われる秋華賞の構造を分析する
今まで以上の高速馬場で行われる秋華賞の構造を分析する
京都競馬場は路盤整備方法と芝の種類の改良により、これまで以上に時計の出る馬場へと変貌しました。
その構造上の理由は、10/6(火)に公開された小島友実さんのコラム(鳥取産野芝を本格的に導入した京都芝コース)にも裏付けられています。
秋華賞も普通のペースであれば、1分55秒台の決着もあるでしょう。そして「時計の出方」≒「レース質」も重要なポイントです。
今の京都芝は先行してスピードを持続するよりも、末脚のスピードを発揮する方が速く走りやすい馬場になっています。
たとえば、今開催で1分56秒1のレコードを出した10/3(土)京都8Rのブレットパスは、メンバー中最速の上がり33秒6。2着アクロフェイズもメンバー中2位の上がり33秒8。つまり、11秒台のラップが続く追走ペースに戸惑わず、末脚のスピードを発揮できた馬が順番にゴールする構造になっているのです。
そのような才能の裏付けは血統にも現れています。勝ち馬ブレッドパスの父はディープ系のアルアイン。母系には米国型ノーザンダンサー系のクロフネ。クロフネは東京マイルG1を高速時計で勝った馬です。
2着アクロフェイズの母父はディープインパクト。父のロードカナロアは東京マイルG1を高速時計で勝った馬。ロードカナロアの母父は米国型ノーザンダンサー系のストームキャット。
また、今開催の京都芝は米国型ノーザンダンサー系のブリックスアンドモルタル産駒が好調であることも特筆事項です。
月曜のスワンSを勝ったダイヤモンドノット、同日8Rを勝ったレゼルフォートはブリックスアンドモルタル産駒。10/4(日)の大原Sは1着ヴィスマール、2着ミュージシャンがいずれもブリックスアンドモルタル産駒。この4頭はいずれも母父がディープインパクトなのです。
つまり、重要なのはディープインパクトに米国型ノーザンダンサー系を足すという配合パターンが走りやすい構造にあることです。
馬券的中に再現性のある構造分析法として重要なのは、ディープインパクト+米国型ノーザンダンサー系が有利になる構造を理解していることです。
ブリックスアンドモルタル産駒は出走頭数がそれほど多くありません。さらに、母父がディープインパクトでなければ、今の京都馬場への適性は大幅に落ちます。よりわかりやすく理解するために、ここで、次の2つの血統パターンを比較してみましょう。
(A)ブリックスアンドモルタル産駒で母父が非サンデー系
(B)父と母父がディープ系と米国型ノーザンダンサー系の配合
(A)と(B)、どちらの成績が良くなると予想するでしょうか?
我々は当然、(B)の方が優勢になると予想します。これこそが血統ビームだからこそできる独自の構造分析法なのです。
目の前で起きている結果や薄っぺらい過去データを後追いするのではなく、その結果を生み出した構造を理解する。そうすることで、同じ種牡馬の産駒が出走していなくても、同じ構造に適合する別の血統馬を狙うことができます。
血統ビームと構造分析法という概念は、99%の一般馬券ファンは知りません。だからこそ、我々はおいしい馬券を獲ることができます。
先日の南部杯も結果的にシニスターミニスター産駒がが1、2着。本命対抗で的中しました。
▲亀谷の南部杯予想/プレミアムコース会員限定のFacebookグループから一部抜粋
今までの南部杯ではシニスターミニスター産駒が1、2着したことはないのですが、我々が共有しているツールと構造分析法を用いれば、「今年はシニスターミニスター産駒が1、2着する可能性の高い構造」であると、事前に分析することもできたわけです。
秋華賞が行われる今週末の京都芝も、血統ビームと構造分析法というツールと概念を共有して、我々だからこそ獲れる馬券で爆儲けしたいものです。
