毎週日曜日更新の当連載『フロントライン』は、現代競馬のキーマンとも言えるノーザンファーム天栄の場長・木實谷雄太氏に、競馬に関するさまざまなお話を伺うロングインタビューコラムです。聞き手:亀谷敬正。
▼今回の主なトークテーマ
・ジオグリフ、気になるノドの状態
・イクイノックス、天皇賞・秋を含めた今後の展望
ジオグリフ、気になるノドの状態
――今回は天皇賞・秋に出走を予定しているイクイノックスとジオグリフについて伺います。その前に、ジオグリフはスミヨン騎手を予定していましたが、騎乗停止になってしまいました。その影響はいかがでしょうか。
木實谷:天皇賞・秋当日以外の開催でも依頼をしていましたが、まだ時間もありましたし、大きな影響はありませんでした。
――そうなのですね。では、ジオグリフの状態を教えてください。
木實谷:前走からたっぷり時間をいただいているので、レースまでしっかり調整できる状態で送り出せていると思います。
――春シーズンも伺いましたが、ノドの状態はいかがでしょうか。
木實谷:ノドは音の方も、小さくもならず、大きくもならず、いい意味で変わらない状態ですね。
――ちなみにノド鳴りの手術をするとなると、復帰までにどのくらいかかるのでしょうか?
木實谷:大体復帰までに5~6か月掛かっているのが現状です。あとは誤嚥したり、それ以外の部分での二次的な影響が出たりもするので、手術をするとなったら重い決断にはなりますね。
イクイノックス、天皇賞・秋を含めた今後の展望
――イクイノックスも順調ですか?