競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。今回のトークテーマはユニコーンS。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣: 今年のエプソムCはそんなに速くなりそうなメンバーでもなかったのに、なぜか過去10年で最速のラップになり、出遅れて最後方からの競馬になったジャスティンカフェの追い込みが届く競馬になった。ただ、負け惜しみで言うわけではないけど、これ、エプソムCでなければ、4、5着だった追い込み馬のレクセランスとエアロロノアが2、3着まで届いていたんじゃないか。
キムラ: いや、そうだと思いますよ。普段の東京芝のように差し有利な馬場なら、先行したルージュエヴァイユとマテンロウスカイが2、3着に残るのは厳しかったかもしれません。
大臣: 結果的にペースは速くなったけど、7番人気2着のルージュエヴァイユは、テン乗りの石川騎手が積極的に先行したから穴になったわけだよね。
キムラ: 石川騎手はおそらく、ここは前に行く馬が少ないからスローになると読んで先行したのでしょう。ただ、他にも同じことを考えた騎手が何人かいて、意外とスローにならなかったと思うんですけど、真格言が崩れる結果になった時の大半は、騎手が対応できる時なんですよ。
例えば、エプソムCはスローの前残りになることが多い、今年もそうなりそうなメンバーだ、と多くの騎手がそういうことを踏まえて乗ろうとしますから。そういう騎手の意識と関係ない真格言はよくはまると思うんですけど。
大臣: なるほど。今週の真格言は騎手の意識で対応できる話?
キムラ: いや、違いますよ。
大臣: じゃあ、今週の真格言は期待していいね(笑)。というわけでユニコーンSの真格言です。
