競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマは宝塚記念。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください！
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください！
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当連載を加筆・再構成した単行本『競馬“真”格言』が、亀谷競馬サロンシリーズの第3弾として絶賛発売中です。こちらも併せてお楽しみください。
大臣：マーメイドSは推奨していたキズナ産駒のうち、ハンデ50キロのアリスヴェリテの方が逃げ切ったね。京都芝2000mなら川田騎手が信頼性抜群なので、ハービンジャー産駒のエーデルブルーメが軸にして、ここから黙ってキズナ産駒とキンカメ産駒に流すつもりだったんだけど。
土曜日の前売りオッズでアリスヴェリテが3番人気になってて、「これはいくらなんでも人気になり過ぎだろう」と思って、買う気がなくなってしまった。
キムラ：僕もそう思いました。それもあって、逃げ脚質のキズナ産駒2頭の中でもベリーヴィーナスの方を狙ってしまったんですけど。
大臣：キムラ君によると、最近みんな馬券がうまくて堅い決着が多くなってるという話だったよね。こちらが思ってる以上の人気になってる馬を見ると「こんな人気で買えるか」とすぐ消しちゃうけど、もうその癖を直さないとダメだね。こちらの予想以上に人気になってる馬の取捨はもう一度、慎重に考え直すよ。
キムラ：その考え方は正しいと思います。
大臣：もちろん重賞で明らかに過剰の人気の馬もいるけどね。 しかし、最近は京都芝の2000、2200、2400mはキズナ産駒が出走していたら黙って買うことが多いんだけど、マーメイドSも小細工せずにそういう買い方をしてれば良かった(笑)。
そして、キムラ君はもう1頭、追い込み馬で夏馬のファユエンも注目といってたけど、こちらは惜しい4着。キムラ君の予想ではこちらが本命だったみたいだね。
キムラ：逃げる可能性が五分五分以上あると踏んだキズナ産駒のベリーヴィーナスを対抗に、極端な後方からの競馬をする可能性がほぼ確実なファユエンを本命にして、この2頭から流しという買い方をしたんですが。
大臣：でも、逃げ馬と追い込み馬が狙いというのは当たってたし、牝馬限定の芝2000m重賞なら阪神でも京都でもレースの傾向はあまり変わらないんじゃないかというキムラ君の見解は正しかったね。
それと、相変わらず牝馬限定の芝2000mの重賞で「ステゴ系、キンカメ産駒、ハービン産駒、キズナ産駒」を狙えは、非常に有効な作戦で、これで8年連続でその中の馬が連対しているね。それでは宝塚記念の真格言にいきましょう。
