競馬予想TV!などのメディアで活躍中のキムラヨウヘイ氏と、競馬雑誌・サラブレの人気長寿企画「金満血統王国」でお馴染みの大臣によるクロストークコラム『競馬“真”格言』。
今回のトークテーマはアルテミスSと菊花賞。果たしてどのような格言が提唱されるのか、ぜひお楽しみください!
なお、『競馬放送局』ではキムラヨウヘイ氏の重賞予想、平場推奨馬を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
大臣:秋華賞は今年もオークスから直行のノーザンファーム勢エンブロイダリーが1着。これは最近の傾向から順当な結果だったね。
キムラ:これで秋華賞は2018年以降の8年の勝ち馬の内7頭がオークスからの直行組となりました。もう1頭のオークスから直行のブラウンラチェットは使う予定の前哨戦を使えずで予定外のローテでしたから、今年はオークスからの直行馬が実質1頭だけで、その馬が勝ったということですね。
大臣:2着のエリカエクスプレスは淀みない流れを前々で踏ん張るタイプで、秋華賞では怖いタイプだと思ってたけど。1週前の調教で動かなかった杉山晴厩舎の馬ということで心置きなく消してしまったよ(笑)。
キムラ:秋華賞の上位馬には共通点があって、みんな調教があまり良くなかったんですよ。勝ったエンブロイダリーはこれは意図的なので悪いということではないですが、オークスとかに比べたら全然時計を出してませんでしたし。
2着のエリカエクスプレスは1週前の追い切りで動いてませんでした。3着のパラディレーヌは明らかにおかしい坂路オンリー調教でしたし、4着のジョスランも調教を全然してませんでした。
実は去年の秋華賞もそうだったんですよ。ボンドガールはラスト1F14秒近くかかる酷評される調教で2着に来て、3着ステレンボッシュも調教評価が悪かった馬でした。
去年、今年の結果を見ると、秋華賞に臨むにあたってはいい調教をする必要はなくて。秋華賞は調教派泣かせで、調教で少し力を温存してたぐらいの馬がいいのかもしれないですね。来年はそこを注意して予想したいと思います。
大臣:じゃあ、1週前の追い切りで動かなかったエリカエクスプレスが好走したのは、杉山晴厩舎の例外と考えていいんだね。それから1番人気のカムニャックも調教が怪しいという話をしてたけど。
キムラ:そうですね。それでも僕は対抗を打ってしまったんですけど。
大臣:俺もカムニャックは危なそうだなあと思いつつ、ヒモに押さえてしまったよ。
キムラ:でもビシッと消しておくべき馬でした。
大臣:俺も中途半端に△を打ってしまいカッコ悪いなと自分で思った。それではアルテミスSの真格言にいきましょう。