競馬キャスター、ならびに単行本「馬場のすべて教えます2」の著者としてもお馴染みの小島友実さんによる連載『コジトモの馬場よもやま話』。
今回のテーマは「今週からCコースに替わる中山芝」について。長年に渡り“馬場”を取材してきた第一人者からの馬場情報は必見です!
明けましておめでとうございます。今年は午年。馬に関したイベントがたくさんありそうで楽しみですよね。こちらのコラムでは昨年同様、馬場にまつわる情報をお伝えしていきます。本年もよろしくお願いいたします。
今年の中央競馬は例年同様、中山・京都金杯で幕を開けました。気づいていた方も多かったと思いますが、今年の中山金杯は昨年同様にBコースでの施行でした(2024年まで1回中山開催はすべてCコース。中山金杯も一昨年まではCコースで実施)。
それが昨年から、1回1週目がBコースになりました。その理由を昨年、当時の中山競馬場の馬場担当者に聞いたところ、このように話していました。
「今年(2025年)の皐月賞をCコースで行うことになり(2024年まではBコース3週目の施行だった)、傷みやすい時期の開催ということもあって、1回中山開催にBコースを1週挟む形にして、各コースの使用日数を均しているため。また、今年の1回中山開催は9日間と長いので、傷みを分散させる狙いもあります」
ちなみに、今年の皐月賞もCコースで行うことが決まっています(中山芝2000mは2025年からCコースの出走可能頭数が17頭から18頭に変更になっている)。
なお、2027年の中山金杯もBコース施行なのかは、現段階では未定です。
そもそも、なぜ今年も1回1週目がBコースになったのか。それについて現在の中山競馬場の馬場担当者に取材したところ、「昨年、1回開催1週目をBコースにすることでCコースを1週温存した効果もあり、(皐月賞があった)3回4週目はとても良い状態になりました」と話していました。
やはり、1週挟むだけでも効果があるのですね。ちなみに、Cコース替わりだった昨年の3回4週目は時計が速くなり、皐月賞はレースレコードでした。
そして、今週から中山芝コースはCコースに替わります。Bコース使用時より3m外に柵が設置されるため、前の週までにできた傷みが多少カバーされます。ですから、内目を通れる先行馬に注意です。
