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馬券師・みねたの金言
2023/06/28 (水)

【第86回】CBC賞展望&捲って好走→次走凡走→その後に巻き返し/馬券師・みねたの金言

プロ馬券師・みねた氏が実践例を交えながら予想理論の金言を伝える『馬券師・みねたの金言』。今回の金言は「捲って好走→次走凡走→その後に巻き返し」です。

なお、『競馬放送局』ではみねた氏の厳選勝負レース、重賞予想を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!

※連載コラム「馬券師・みねたの金言」、会員限定公開への切り替えについて


▼単行本『競馬場と前走位置取りだけで恒常的に勝つ方法』は発売中!
6月21日(水)にみねた氏による単行本『競馬場と前走位置取りだけで恒常的に勝つ方法』が発売されました。ストイックにギャンブルと向き合う姿勢、圧倒的な予想力でカリスマ的な支持を集める馬券師みねた氏による初単行本。ギャンブルに生きていた男だからこそ知る、競馬に勝つためのメソッドを初めて明かします。



★今週の重賞ピックアップ★
7月2日中京11R・CBC賞(芝1200m)

CBC賞は中京芝1200mで施行。初角となる3コーナーまでは約315m。開幕週の競馬なので「内・前」有利が基本でしょう。

登録14頭中、前走の通過順位に3番手以内があるのはジャスパークローネ、スマートクラージュ、テイエムスパーダ、マッドクールの4頭。先行馬の割合29%とスプリント戦にしては少なめの数字となりました。まずは、この4頭に注目したいのですが、結局、枠とオッズ次第という部分が大きく、週中では判断しかねるというのが正直な感想です。

ジャスパークローネは着差がつきにくい短距離戦において前走2.2秒差はやや負け過ぎの印象。

マッドクールは前走リステッド競走で0.0秒差の僅差勝ちながら斤量が1キロ増で、1番人気に見合うかというと疑問符がつきます。

スマートクラージュは前走0.4秒差。今回は0.5キロの斤量減なので、想定通りの6番人気なら期待値はありそうです。

テイエムスパーダは前走で4.1秒差の大敗。距離がもたないことはハッキリしました。距離短縮ローテですが、昨秋のスプリンターズSではハナを切るスピードをみせており、ここも先行策からの一変はあり得ます。昨年から7キロ増になるとはいえ、昨年の覇者が2桁人気で買えるなら、狙ってみるのも面白いかもしれません。

いずれにせよ、前述の通り、流動的な要素が大きく、例えば、上記4頭のどれかが1番枠を引き当てたら、一気に評価を上げる可能性もあります。

ペースが上がらない想定なら、距離短縮ローテは割引。道中で動いていけるタイプを評価したいところです。

ディヴィナシオンは前走15-11の通過順で6着。僅差の6着は期待値の取れるパターンでもあります。押し上げたとはいえ、4角11番手でしたから、今回、その位置で間に合うかどうか。

サンライズオネストは6-4の通過順で8着。4角で4番手まで押し上げた点は評価できますが、短縮ローテとなる点は懸念材料で、あとはオッズ次第でしょう。

高松宮記念3着の実績があるトゥラヴェスーラは、昨秋のスプリンターズSでも0.3秒差と実績上位の存在。展開が向くわけではありませんが、前走の大敗で人気を落とすなら、期待値が取れる可能性がありそうです。

なお、枠順確定後の最終結論および買い目は『競馬放送局』をご覧ください。

[枠順確定後注目馬]

5テイエムスパーダ
6スマートクラージュ
8マッドクール
9トゥラヴェスーラ
10ジャスパークローネ
11ディヴィナシオン

内枠から狙いたいレースだったが極端な差し脚質の馬たちが入り難解な一戦。外から先行する馬を見ながら脚を溜められそうな穴馬から馬券は組んだ。

■みねたの金言86
『捲って好走→次走凡走→その後に巻き返し』

★ピックアップレース★
2023年5月27日東京6R・3歳1勝クラス(芝2400m良)

◎1ティムール
○6コレオグラファー
▲4レヴォルタード
△3ビップスコーピオン
☆7ノーブルクライ

[参考買い目]
単勝 1 2000円
ワイド 1-6.4.3 各1000円
馬連 1-6.4.3.7 各600円
3連複 1-6.4.3.7 各300円
3連単 1→6.4→6.4.3.7 各200円

2023年5月27日 東京6R 結果
2023年5月27日 東京6R 払戻金

──先週に引き続き、ダービーウィークの的中を振り返ります。今回は5月27日東京6Rの3歳1勝クラスについてお願いします。


みねた: このレースの最大のポイントは、人気を吸い過ぎている上位人気馬の存在ですよね。

──1番人気の1ティムールが2.5倍、2番人気の2タナサンブラックが3.2倍、3番人気の4レヴォルタードが3.9倍で、三強といったオッズ構成になっています。

みねた: 1ティムールと2タナサンブラックが人気を分け合うような戦前の雰囲気でしたが、戦績を見比べてみて、果たして本当にそう思いますか?

──1ティムールはリステッド競走の若葉Sを3着、そしてG2の青葉賞でも3着。一方、2タナサンブラックの前走は3歳未勝利戦。初出走での差し切り勝ちは評価できると思いますが…。

みねた: それにしても、青葉賞0.4秒差から自己条件に戻る馬と、昇級初戦の馬であることを考えると、明らかに2タナサンブラックは売れ過ぎ。予想を出した段階では、ほぼ2頭並びのオッズでしたから、弥生賞0.4秒差の4レヴォルタードよりも売れているという点も含めて、2タナサンブラックが相当人気を吸っているのは明白でした。

前回取り上げたこの日の東京2Rは「1~3番人気馬がいずれも展開面も向きそう」というのが予想のスタート地点でしたが、このレースは「1~3番人気に、明らかに売れ過ぎている馬がいる」というのがスタート地点であり、勝負レースに選んだ理由でもあります。

──ただ、そこまで辿り着いても予想を当てないと払い戻しを得られないのが競馬。○に7番人気・単勝43.0倍の6コレオグラファーを抜擢したのがお見事でした。

みねた: この馬は、2走前の未勝利勝ちの内容が優秀でした。16-16-4-4という、道中で押し上げたというレベルではなく、一気に捲っての勝利。単行本『競馬場と前走位置取りだけで恒常的に勝つ方法』や、このコラムでも触れていますが、コーナーで外を通って順位を上げる行為は負荷が大きく、捲って勝つというのは能力がないとできない芸当です。

──昇級初戦のゆきやなぎ賞が8着だったことも、人気の盲点になった要因かもしれません。

みねた: 未勝利戦が強い内容だったのに、ゆきやなぎ賞は9番人気止まり。そもそも、この馬自身、人気になりにくいタイプなのでしょう。この馬との比較だけでも、やっぱり2タナサンブラックの2番人気というのは、戦績以上に売れ過ぎですよね。

話を6コレオグラファーに戻すと、そのゆきやなぎ賞は道中2番手を取れていました。単行本『競馬場と前走位置取りだけで恒常的に勝つ方法』でも、捲りを打った馬は前進気勢が出ているので、次走で先行できる可能性が上がると書きましたが、まさにそれを裏付けるような内容です。

──ただ、先行できたのに8着だったので、このクラスでは力が足りないのだと早合点してしまいました。

みねた: 捲る競馬は負荷が大きいので、次走で反動がでることも少なくありません。捲って好走→次走凡走→その後に巻き返し、というのは一つのパターンとして覚えておいたほうがよいでしょう。

今回、前走の通過順位に3番手以内があったのは8頭中3頭。そのうちの1頭は2-2-5-4と道中で脚をためるタイプでしたし、この馬も含めた残りの2頭も道中2番手からという、ハナが絶対条件というタイプでもありません。前に行く馬が恵まれる可能性は高かったので、この馬が先行して粘る展開に賭ける価値は十分にありました。結果的に、粘り過ぎてしまいましたが(笑)。

──6コレオグラファーがハナを奪って逃げ切り、2着1ティムール、3着4レヴォルタードの◯◎▲で3連単は57,290円でした。3連単でこの目を入れていなかったのは…?

みねた: 3連複の10倍以上ついているので美味しかったですよね。ただ、ここは1ティムールに十分、期待値があると考えていて、その考えに沿った買い目構築だったので「悔しいけれど納得はしている」というのが正直な感想でしょうか。

──参考買い目は、ワイド2点に加え、馬連と3連複も的中して、50,540円の払い戻しでした。

みねた: 2番人気の2タナサンブラックには印を回していないので、的中時には相応の払い戻しがあると考えていましたし、今回のように6コレオグラファーが走り過ぎた場合でも、こうして馬連・ワイド・3連複で十分の払い戻しが得られるように馬券を組んでいます。こういった券種の併用で、的中率と回収率を両立する部分にも注目してもらえると、ご自身の馬券力の向上にも繋がるのではないでしょうか。



2023年6月21日(水)に、みねた氏による単行本『競馬場と前走位置取りだけで恒常的に勝つ方法』が発売されました。

競馬場と前走位置取りだけで恒常的に勝つ方法

【商品説明】
■カリスマ馬券師が遂に手の内を明かした
2020年に大手競馬サイトにて900レース以上配信してプラス収支を達成。一年間の活動休止から復帰した2022年には『競馬放送局』の勝負レースの◎が単勝回収率128%を記録。ストイックにギャンブルと向き合う姿勢、圧倒的な予想力でカリスマ的な支持を集める馬券師みねた氏による初単行本です。ギャンブルに生きていた男だからこそ知る、競馬に勝つためのメソッドを初めて明かします。

■「展開読み」が劇的に上達する
みねた氏が重視しているファクターは「展開」。簡単に真似できず、予想法も確立されていないので、期待値が取りやすいのです。本書で紹介する展開読みの極意を知れば、そのレースでスムーズに運べる馬、不利を受けやすい馬が浮かび上がります。専門紙等の展開予想を鵜呑みにするのではなく、自身の展開読みの精度が劇的にアップすることで、まさしく「競馬場と前走位置取りだけ」で競馬に勝てるようになります。

■AIにもトレンドの馬券術にも負けない馬券力が身に付く
世の中には様々な馬券術がありますが、それが世間に浸透するとアドバンテージを失うというジレンマを抱えています。競馬に勝つための唯一の方法は、トレンドを見極め、ファンの心理を逆手に取り、「期待値が取れる」馬券を選び続けること。「展開読み」に加えて、本書に収録している「単体で期待値を取りやすいパターン」を身に付けることで、時代やトレンドに左右されない“真の”馬券力を手に入れることができるのです。


【著者プロフィール】
みねた
かつてはスロプロ軍団の長として、今は予想家として活動する。2020年に大手競馬サイトにて900レース以上配信してプラス収支を達成した後、一旦は表舞台から姿を消したが、2021年秋より復帰。愚直に期待値を追求するスタイルで、展開をベースに回収率の高い馬を選び出す。ストイックに勝利を追求する姿から、同業者からも一目置かれるカリスマ的存在。


定価:2500円+税
著者:みねた
ページ数:237ページ
発売日:2023年6月21日(水)
発行:オーパーツ・パブリッシング

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連載バックナンバー

みねた 近影

みねた

全てのファクターは展開に帰結すると考え、枠、脚質、能力、不利、ハイレベル、様々なファクターから「展開」を予想し、回収率が高くなるであろう馬を選び出す。軸が決まれば馬券の構築にも力を入れ、「展開」により両立しにくい馬券等を省く。サイト『競馬放送局』にて週末の勝負予想を公開中。

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