去勢が抜群に効く馬とそうでない馬がいますが、橋口厩舎の所属馬・ゴーストは完全に前者。
去勢前は武幸四郎厩舎の所属馬だったゴースト。実は栗東の調教助手さんの間では有名なくらい『とんでもないヤンチャ坊主』だったそう。なんでも坂路調教の際、後ろから来る馬に襲いかかろうとして、首を後ろに捻りながら唸って走ったりもしていたとか…。
それが今や“かわいい子が多い”と一部のファンには有名な橋口厩舎で1、2を争うくらい人懐こくて大人しい馬に生まれ変わっているのですから、去勢侮るべからずですね。
▲橋口厩舎所属のゴースト
そんなゴーストは、今週日曜日のアルゼンチン共和国杯(東京芝2500m)に出走。
昨年の勝ち馬オーソリティ。東京の2500mという同条件のG2(目黒記念)で2年連続2着しているアイスバブル。3勝クラスを勝ったばかりですが、その勝ち方は余裕のある2馬身半差で、デビュー前から『既にオープン級のよう』と評価されていたフライライクバード。強敵揃いだったオールカマーでも最後は1、2着馬と遜色ない脚を見せたサトノソルタス。カレンブーケドールを調教パートナーに入念な仕上げをされてきたボスジラ…。
などなど、なかなか骨っぽいメンバーが揃いました。
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。