今週の栗東トレセンは大寒波の影響で火曜日夜からとんでもない猛吹雪。追い切り日である水曜日朝には雪が10センチ以上積もり、厩舎スタッフの皆さんもまずは雪かきに奮闘されていました。
前日の夜、私は『明日は記者になって初めての午後調教だな』と勝手に確信していたのですが…。ハロー車が夜通し休まず馬場をならし続けてくださっていたので、Eコースと坂路のみ朝から開けることができたようです。
厩舎によっては火曜日に追い切りを終わらせ、水曜日は全休にしているところもありましたし、木曜日に予定を伸ばすところも。そんな中、朝から馬場状態を入念に確認し、追い切りを行った馬の中にシゲルピンクルビーもいました。
▲シルクロードSに出走するシゲルピンクルビー
渡辺薫彦調教師が騎乗し、入念な乗り運動で身体をほぐした後、坂路へ。雪の影響の残る馬場状態でも非常にシャープな伸びを披露し、重馬場とは思えない4ハロン52.6-12.3秒の好タイムをマークしました。
馬体に幅が出て、脚取りも軽やか、かつ力強い。スプリンターとして完成されてきた印象で、5か月の休み明けですがいい休養期間を過ごせたのだなと感じられます。
雪降り積もる中でもシャープな動き! 休み明けのシゲルピンクルビーに注目/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。