先週から2歳の新馬戦が始まりました。POGをされる方はもちろんですが、毎週、ここからオープンへ上がれる馬は…未来のG1馬は…と色々考察したりして楽しめる点で、普段とはまた違うワクワク感や緊張感がありますね。
とはいえ、まだ未出走の3歳馬もいたりするので、早くから結果を求められることへの厳しさというのも個人的には感じています。
そんな3歳未出走のとある馬の中に、『最近になって動けるようになってきた』と評価が上がってきている子がいました。
このままなら来週あたりにはデビューできそうだなと思っていたのですが、今週水曜日の坂路での追い切りで併せた馬にかなり遅れをとってしまったんです。しかも相手は調教を始めたばかりと言っていい2歳馬…。どうしたのかなとモニターに表示された時計を見てビックリ!
3歳の子も52.8-38.7-25.3-12.9秒で動けていたんです。この日の坂路は良発表でも前日夜から朝方にかけて雨が降った影響で馬場が重たく、時計がかかっていたのを考えれば十分優秀な時計。
では、2歳馬は??
坂路4ハロン51.9-38.3-25.0-12.9秒。しかも馬なりでこの時計です!
調教師席でこの調教を見守っていて、『動けてきたと思った3歳馬が抜き去られた』と言いながら少しがっくりきていたという梅田調教師に、『いや! 2歳が動きすぎや。51秒台やで!!」と周りの調教師さんたちが教えてくれたそう。
焦らしましたが、その2歳の名前は…
この血統はやはり動く! まだ出ていない2歳馬情報/大スポ・赤城記者の栗東トレセンレポート
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。