今週日曜日(7月9日)の中京5Rは、POGファン必見のレースではないでしょうか。
8頭立ての少頭数でもトレセンでは、にわかに「2億円ホース対決」と話題に。昨年のセレクトセールにて2億円で落札されたドゥマイシング(牡・父ドゥラメンテ、母フォースタークルック)と、2億2000万円で落札されたラケダイモーン(牡・父レイデオロ、母ラルケット)がこのレースで激突するからです。
ですが! 私が最も注目していて、亀谷競馬サロンの皆様に、ぜひご紹介したいと思うのはこの2頭ではなく…担当する橋口厩舎のこの馬!!
ミカエルパシャ(牡・父エピファネイア、母ピースオブラヴ)なのです。
実はこの春、橋口調教師にPOG取材をした際、『デビューが早そうで特に期待している馬』として名前が挙がっていました。その期待通りに栗東入厩後から素晴らしい動きを見せていたのですが、特に1週前のウッドコース追いには度肝を抜かれました。
攻め駆けする今年の忘れな草賞3着馬、ジェモロジーが子供扱いされている…。相手はまさか、2歳馬の緑ゼッケン。松山弘平騎手が乗っていたとはいえ、馬場の外目を大きくまわりながら、ものすごいスピードで駆け抜けていき、まだ余力を残しながらゴール。
急いでモニターを確認すると、「(6ハロン)79.3-65.3-51.4-37.1-11.4」と、なかなか見ることのない調教時計とともに、「ミカエルパシャ」の名前が表示されていたのです。
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。