昇級戦だった前走も、直線を向いた時は「勝った!」と確信するような走りを見せてくれたゴッドブルービー。今年の5月、船橋競馬場で大勢のファンに惜しまれながら引退したミューチャリーの全弟で、毛色は違えど歩き方や体型には血の繋がりを感じます。
▲土曜小倉9R・天草特別(ダ1700m)に出走するゴッドブルービー
3か月のリフレッシュ期間を経て帰厩し、7月23日(日)に中京の3歳以上1勝クラスに出てきた時は、パドックを見てちょっと感動すらしてしまいました。冬場と比べてもとにかく馬体が素晴らしくて、厩舎の方々の努力が垣間見えたからです。芝スタートからダートに入った時の走りの力強さや、残り1ハロンで抜け出すときの迫力も、上のクラスで戦っていけると思わせてくれるものでした。
今週の追い切りもピタッと折り合って、エネルギッシュ、かつ綺麗な走り。馬なりでしたが徐々に加速し、4ハロン56.7-39.5-24.7-11.8秒と余力残しで好時計でした。
鞍上は角田大河騎手。未勝利のこの舞台を勝った時と同じです! フェルヴェンテなどは強敵でも、ゴッドブルービーはいずれオープンクラスで戦っていける馬だと思いますし、ここは通過点にしてほしいです。
そして日曜日は小倉2歳S。栗東だと馬体を特によく見せたのはビッグドリームでしたが、追い切りの動きだとキャンシーエンゼル、パッシングシャワー、メイプルギャング、アスクワンタイムも目立っていました。スピード上位のドナヴィーナスも気になるし…。悩ましいです。
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赤城真理子
鹿児島県出身、大阪府在住。全く別の業種でライター業をしていたが、2018年11月「競馬知識ゼロ」のまま大阪スポーツの競馬記者に転身。毎週栗東に泊まり込んで取材をするうち、馬の魅力にどっぷりはまり現在に至る。東スポ紙面にてG1コラム【転生したらトレセン記者だった件】、Web限定で不定期コラム【赤城真理子の「だから、競馬が好きなんです!!!】を連載中。