大阪スポーツ・赤城真理子記者による栗東トレセンからのレポート。週末のレースを中心に、トレセンから旬な情報を届けていただきます。
今回は、阪神大賞典に出走するテーオーロイヤルについて。現場記者だからこそ聞ける話は必見です!
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最近は海外遠征をする馬が多く、どこか当たり前にすらなってきましたが、陣営にとって馬を空輸し、他国の競馬場へ連れて行くというのは相当なリスクを覚悟してのものです。
昨年、ドバイターフを取消になったドウデュース。今年、サウジカップを取消になったメイショウハリオ。帯同した方々の無念たるや、筆舌に尽くし難いです。それでも、「無事に帰ってこれてよかった」という姿には、拍手を送りたい。また絶対に大きなところをとれるチャンスが巡ってくると信じたくなるのです。
メイショウハリオがサウジアラビアに渡った直後、日本で重賞・ダイヤモンドSを勝ったのが弟のテーオーロイヤルでした。骨折による一年近くの休養を経ての3戦目。直線はサリエラとの追い比べでしたが、ロイヤルはトップハンデ58.5キロを背負っていたのですから、強さが際立ちましたね。
▲ダイヤモンドSで復活の重賞勝利を飾ったテーオーロイヤル
『3400mという距離も味方してくれました。この馬は3000m以上の長距離になると本当に強い』とは、メイショウハリオのサウジ遠征にも帯同していた岡田厩舎の攻め専・大林助手。