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競馬オタク・坂上明大の南関競馬予想
2024/07/09 (火)

優駿スプリント/競馬オタク・坂上明大の南関競馬予想

YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。

今回の対象レースは7/10(水)の大井・優駿スプリント。発走時刻は20時10分です。



~クラシック組の距離短縮に要注意!~

3歳限定の南関東重賞としては最高位であるSII・優駿スプリント。多路線からの参戦により出走馬の横比較が難しく、過去10年の3着内馬30頭中16頭が単勝オッズ10倍以上という波乱傾向の重賞です。

注目は距離短縮組。JRAでの芝クラシックと同じく、南関東でのダートクラシックもビッグレースは牡馬路線が1800m以上、牝馬路線は1500m以上と比較的長めの距離で行われており、特に3歳前半の短距離路線はカテゴリーレベルが低くなりやすい傾向にあります。そのため、出走頭数に対する距離短縮馬の好走割合は非常に高く、過去10年の単複回収率は優に100%を超す好成績を残しています。

また、前走からの距離短縮ローテに限らず、ハイレベルなクラシック路線を経験してきた馬にも要注目。2021年は東京ダービー8着馬ワールドリングが、2022年は羽田盃13着馬プライルードが優勝しており、昨年は桜花賞8着馬フジコチャンが1着、東京プリンセス賞7着馬ポーチュラカが2着という結果となりました。

掲載した好走例はクラシック競走に出走した人気薄に限定していますが、ステップレースなどのハイレベル戦で揉まれてきた馬たちにも要注目です。

◆クラシック競走出走馬(単勝オッズ10倍以上)
2015年3着コンドルダンス:羽田盃10着、東京ダービー15着

2018年2着シングンレガシイ:桜花賞4着、東京プリンセス賞5着

2019年3着トーセンボルガ:羽田盃15着

2020年2着ブロンディーヴァ:桜花賞7着、東京プリンセス賞13着

2023年2着ポーチュラカ:東京プリンセス賞7着


~サンデーサイレンス経由以外のHalo系に注目!~

血統面では、ダートの短距離戦らしくフォーティナイナーなどの北米スピード血統の活躍が目立ちます。生産段階からダート短距離馬をつくろうとする日本の生産者は非常に少ないため、サンデーサイレンス系の層の厚さには敵わないのが日本のダート短距離路線の現状。そのため、優駿スプリントでもサンデーサイレンス持ちの好走馬は多いですが、フォーティナイナーやStorm Cat、Deputy Ministerなどの北米血統からのスピード強化が重要であることは間違いありません。

また、サンデーサイレンスと同じHalo系の中でも、他のラインやHalo増幅型の配合形とは相性が良く、2017年には8番人気バンドオンザラン(父スズカコーズウェイ)が1着、9番人気ジョワラルム(母Haloの3×3)が3着、2019年には6番人気ナガタブラック(母Haloの4×3)が1着、10番人気トーセンボルガ(Haloの4・5×5)が3着と波乱を演出しています。

◆Halo(サンデーサイレンス以外)
2015年3着コンドルダンス:Haloの4×4

2016年1着エイシンヒート:父ストリートセンス

2016年3着ビッグジャイアント:母母母母Love of Learning(=Halo)

2017年1着バンドオンザラン:父スズカコーズウェイ

2017年3着ジョワラルム:母Haloの3×3

2019年1着ナガタブラック:母Haloの4×3

2019年3着トーセンボルガ:Haloの4・5×5

2020年1着カプリフレイバー:母父ファンタスティックライト

2021年2着ハートプレイス:Haloの3×4

2022年3着フィリオデルソル:母Haloの3×3


【優駿スプリントの最終見解】

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坂上明大 近影

坂上明大

1992年生まれ、岐阜県出身。元競馬専門紙トラックマン(栗東)。2019年より競馬情報誌サラブレにて「種牡馬のトリセツ」、「新馬戦勝ち馬全頭Check!」などの連載をスタートさせ、生駒永観氏と共同執筆で『血統のトリセツ』(KADOKAWA)を上梓。2023年11月には本島修司氏との共同執筆で『競馬の最高戦略書 予想生産性を上げる人の取捨選択の技術』(主婦の友社)を出版。現在はYouTubeチャンネル『競馬オタク』を中心に活動し、パドック解説や番組出演、映像制作、Webメディアでの連載もこなす。

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