YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。
今回の対象レースは7/18(木)の船橋・習志野きらっとスプリント。発走時刻は20時5分です。
~1000m以下に強いピュアスプリンターに注目!~
昨年までスーパースプリントシリーズの最終戦としてSIの格付けにあった習志野きらっとスプリント。ただ、今年からはSIIに格下げされ、定量戦から別定戦へと斤量条件も変更となりました。
習志野きらっとスプリントは川崎スパーキングスプリント(川崎ダ900m)に次ぐ、南関重賞で2番目に短い1000m戦。また、川崎競馬場と違いレース展開に左右されにくい船橋競馬場のため、この特殊条件に強い馬が何度も好走しやすいのが特徴です。
直近2年はギシギシとキモンルビーのワンツー決着。また、前走900~1000m組も好成績で、別定戦に変わったとはいえ大きな斤量差が生まれる条件ではないため、リピーターや1000m以下に強いピュアスプリンターに注目したいレースです。
◆複数回好走馬
サトノタイガー:2015年2着、2016年3着
アピア:2018年1着、2019年2着
ノブワイルド:2019年1着、2020年1着
キャンドルグラス:2020年2着、2021年2着
フランシスコダイゴ:2020年3着、2021年3着
ギシギシ:2022年1着、2023年2着
キモンルビー:2022年2着、2023年1着
~サウスヴィグラスが大活躍!~
血統面では、ダートの短距離戦らしくサウスヴィグラスなどの北米スピード血統の活躍が目立ちます。生産段階からダート短距離馬をつくろうとする日本の生産者は非常に少ないため、サンデーサイレンス系の層の厚さには敵わないのが日本のダート短距離路線の現状。そのため、習志野きらっとスプリントでもサンデーサイレンス持ちの好走馬は多いですが、フォーティナイナーやStorm Cat、Deputy Minister、ノーザンテーストなどの北米血統からのスピード強化が重要であることは間違いありません。
◆サウスヴィグラス
2017年2着タイセイバンデット:父サウスヴィグラス
2018年2着クルセイズスピリツ:父サウスヴィグラス
2020年2着キャンドルグラス:父サウスヴィグラス
2021年2着キャンドルグラス:父サウスヴィグラス
2022年2着キモンルビー:母父サウスヴィグラス
2023年1着キモンルビー:母父サウスヴィグラス
2023年3着プリモパイソン:母父サウスヴィグラス
【習志野きらっとスプリントの最終見解】