YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。
今回の対象レースは11/6(水)の大井・ハイセイコー記念。発走時刻は20時10分です。
~ハイセイコー記念でも強い○○厩舎!~
1972年、前身である青雲賞を現在でも破られていないレースレコード・1.39.2でハイセイコーが制覇。2000年に死亡した同馬を称え、翌年2001年に改名したのが現在のハイセイコー記念です。
1着馬にはJpnI・全日本2歳優駿への優先出走権が付与され、SI競走に格上げされた2020年には本レースの1~2着馬が全日本2歳優駿でもワンツーフィニッシュ。その先の3歳GIに向けても注目の一戦です。
先週の平和賞と同様に、浦和の小久保厩舎には要注目。過去10年で(1.3.3.7/14)と複勝率50%という好成績を挙げており、複勝回収率は134.3%。もともと2~3歳戦には滅法強い小久保厩舎ですが、ハイセイコー記念においては特に注目したい厩舎といえるでしょう。ちなみに、今年の平和賞でも同厩舎のプレミアムハンドが5番人気で3着と好走しました。
また、平和賞と異なり、南関東所属馬にしか出走権がないハイセイコー記念ですが、数少ない北海道出身馬からも複数頭の好走馬が出ています。2014年2着オウマタイム、2015年1着トロヴァオ、2022年2着ポリゴンウェイヴが該当馬で、今年のパルヴェニューとスマイルマンボにも高いパフォーマンスを期待したいところです。
~大井マイル重賞で大活躍のノーザンテースト!~
大井ダ1600mはペースによって好走血統が異なる難解なコース。ただ、今年はフルゲートの16頭立てで、逃げ馬も複数頭出走予定のため、ある程度引き締まった流れが予想されます。
注目血統はノーザンテースト。2016年と2018年には馬券圏内を独占する結果となっており、近年も毎年好走馬を輩出しています。また、同コースで行われるサンタアニタトロフィーやマイルグランプリでも今年はノーザンテースト内包馬が複数頭好走しており、引き締まった流れの大井ダ1600m戦では重要な血脈となっています。
◆ノーザンテースト
2016年1着ミサイルマン:母母母父ノーザンテースト
2016年2着セイファルコン:母父ダイワメジャー
2016年3着サイバーエレキング:母母父アンバーシャダイ
2018年1着ラプラス:母母父アンバーシャダイ
2018年2着シビックヴァーゴ:母母母父ノーザンテースト
2018年3着グラビテーション:母母父ノーザンテースト
2020年1着アランバローズ:母父ステイゴールド
2021年1着ノブレスノア:母母父ノーザンテースト
2021年2着ミゲル:母母母父ノーザンテースト
2022年2着ポリゴンウェイヴ:母母母父ノーザンテースト
2023年1着ダテノショウグン:母母父ノーザンテースト
【ハイセイコー記念の最終見解】