YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。
今回の対象レースは8/26(火)の川崎・スパーキングサマーカップ。発走時刻は20時10分です。
~少頭数ながら逃げ馬多数!?~
JpnIII・テレ玉杯オーバルスプリントやJpnII・日本テレビ盃への優先出走権が付与されるスパーキングサマーカップ。過去10年の3着内馬延べ30頭中27頭が他場所属馬という地元馬には厳しいレースとして有名な重賞です。
川崎ダ1600mは川崎競馬場の中では最もスタートから1角までの距離が長いため、展開は先行争い次第。スパーキングサマーカップもハイペースになれば追い込み馬にもチャンスのあるレースで、今年は少頭数ながら7頭中5頭が過去5走内で逃げ経験があるメンバー構成。少頭数戦なら馬郡も捌きやすく、地方交流重賞のように不器用な馬には大チャンスのレースとなりそうです。
~Nureyev≒Sadler's Wellsの総合力~
血統面では、同コース重賞である川崎マイラーズでも取り上げたNureyev≒Sadler's Wellsが大活躍。過去5年の3着内馬延べ15頭中11頭が同血脈を内包しており、さらに遡れば2014年3着ミラーコロ(父ゴールドアリュール)、2015年3着トーセンアドミラル(父キングカメハメハ)、2016年2着バーンザワールド(母母父Theatrical)、2017年2着トーセンハルカゼ(父キングカメハメハ)がいずれも5番人気以下での好走と穴を開けています。
その他ではノーザンテースト、Lyphard、Danzigなども川崎マイル適性を高める血統として有効であるため、本レースに限らず川崎ダ1600m戦では注目の血統です。
◆Nureyev≒Sadler's Wells
2020年1着グレンツェント:母父Kingmambo
2020年2着リッカルド:母父オペラハウス
2021年1着サルサディオーネ:父ゴールドアリュール
2021年2着ティーズダンク:Nureyev≒Sadler's Wellsの4×5・4
2021年3着グレンツェント:母父Kingmambo
2022年2着スマイルウィ:Nureyev≒Sadler's Wellsの4×4
2023年1着スマイルウィ:Nureyev≒Sadler's Wellsの4×4
2023年2着リンゾウチャネル:父モンテロッソ
2023年3着コパノジャッキー:父ゴールドアリュール
2024年1着フォーヴィスム:父ドゥラメンテ
2024年3着リンゾウチャネル:父モンテロッソ
【スパーキングサマーカップの最終見解】