YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。
今回の対象レースは9/23(火)の浦和・テレ玉杯オーバルスプリント。発走時刻は18時55分です。
~人気決着になりやすい別定JpnIII~
JpnI・マイルチャンピオンシップ南部杯(盛岡ダ1600m)やJpnII・東京盃(大井ダ1200m)のステップレースとして使う馬も多い浦和ダ1400m重賞・テレ玉杯オーバルスプリント。交流重賞かつフルゲート12頭という少頭数コースのため、過去10年の連対馬全20頭は5番人気以内で、3着内馬30頭中28頭も5番人気以内という堅い決着が続いています。
~ハイペース適性が重要!~
浦和ダ1400mはホームストレッチからのスタートで1角までの距離が約300mあり、コーナーに入ってもペースが落ちづらいのが特徴。さらに、直線距離が220mと短いため向正面からスパートをかける馬も多く、淀みない流れを耐え切れるタフさが求められるコースです。
ハイペース戦に強いのがKingmamboやブライアンズタイムなどが持つGraustark=His Majestyの血。昨年も前後半3F35.8-38.3のハイペース戦となりましたが、1着スマイルウィはGraustark=His Majestyの5×5、2着スレイマンは父父Kingmambo、3着サンライズホークはGraustarkの7×4という配合馬です。
また、2019年に単勝オッズ216.3倍の低評価を覆して3着と好走したトーセンハルカゼもキングカメハメハ産駒で、穴馬を狙う際もハイペース巧者のGraustark=His Majestyの血がポイントとなりそうです。
◆Graustark=His Majesty
2015年1着レーザーバレット:父ブライアンズタイム
2015年3着タガノトネール:母父キングカメハメハ
2016年1着レーザーバレット:父ブライアンズタイム
2016年2着ソルテ:父タイムパラドックス
2017年2着レーザーバレット:父ブライアンズタイム
2017年3着ブルドッグボス:母父デインヒル
2018年1着ノブワイルド:父ヴァーミリアン
2018年3着トーセンハルカゼ:父キングカメハメハ
2019年1着ノブワイルド:父ヴァーミリアン
2020年1着サクセスエナジー:Pleasant Colonyの3×4
2020年2着ベストマッチョ:母母母父Pleasant Colony
2020年3着ノブワイルド:父ヴァーミリアン
2021年2着ティーズダンク:母父キングカメハメハ
2021年3着アランバローズ:母母Key to the Mintの4×5
2022年1着シャマル:母母父ダンスインザダーク
2022年2着リメイク:母父キングカメハメハ
2022年3着ティーズダンク:母父キングカメハメハ
2023年2着スマイルウィ:Graustark=His Majestyの5×5
2024年1着スマイルウィ:Graustark=His Majestyの5×5
2024年2着スレイマン:父キングカメハメハ
2024年3着サンライズホーク:Graustarkの7×4
【テレ玉杯オーバルスプリントの最終見解】
