YouTubeチャンネル『競馬オタク』でお馴染みの坂上明大氏による南関東4競馬場の重賞予想です。血統を絡めた過去の好走馬考察に加え、最終的な予想印、本命馬の根拠をレース前日に披露いたします。
今回の対象レースは12/23(火)の浦和・ゴールドカップ。発走時刻は17時35分です。
~大型馬に有利な浦和1400m重賞~
2017年に浦和ダ1400mのSII競走に変わり、2021年からはSI競走に格上げされたゴールドカップ。2017年以降の3着内馬24頭中23頭は5番人気以内という堅い決着が多く、特に定量戦の現在は力通りの決着になりやすい一戦です。
浦和ダ1400mはホームストレッチからのスタートで1角までの距離が約300mあり、コーナーに入ってもペースが落ちづらいのが浦和競馬場の特徴。さらに、直線距離が220mと短いため向正面からスパートをかける馬も多く、激しい流れを耐え切れるタフさが求められるのが浦和1400m重賞の特徴です。
そのひとつの指標として大型馬が走りやすいという点は大きな特徴。2017年以降の3着内馬24頭中21頭は500kg以上の大型馬で、非該当馬3頭中2頭は490kg以上。大柄なタフランナーが走りやすい舞台であることは間違いなく、同じコースで行われるテレ玉杯オーバルスプリントも同様の傾向となっています。
~Graustark=His Majestyのハイペース適性~
ハイペース戦に強いのがKingmamboやブライアンズタイムなどが持つGraustark=His Majestyの血。ゴールドカップでは2022~2023年と連覇を果たしたスマイルウィがGraustark=His Majestyの5×5を持ち、昨年も該当馬が2~3着。
2017年以降で唯一6番人気以下で好走した2021年3着ベストマッチョも母方にHis Majestyの血を持っており、穴馬を狙う際もハイペース巧者のGraustark=His Majestyの血がポイントとなりそうです。
◆Graustark=His Majesty
2017年1着ソルテ:父タイムパラドックス
2018年1着キャプテンキング:母父ブライアンズタイム
2019年1着ブルドッグボス:母父デインヒル
2019年2着ノブワイルド:父ヴァーミリアン
2019年3着アドマイヤゴッド:母母母父Key to the Mint
2020年1着ブルドッグボス:母父デインヒル
2020年2着グレンツェント:母父Kingmambo
2020年3着ノブワイルド:父ヴァーミリアン
2021年1着ティーズダンク:母父キングカメハメハ
2021年3着ベストマッチョ:母母母父Pleasant Colony
2022年1着スマイルウィ:Graustark=His Majestyの5×5
2022年3着ティーズダンク:母父キングカメハメハ
2023年1着スマイルウィ:Graustark=His Majestyの5×5
2024年2着エンテレケイア:母父ブライアンズタイム
2024年3着サヨノグローリー:父トゥザグローリー
【ゴールドカップの最終見解】
