プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは桜花賞の展望です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
──今回は桜花賞の展望をお願いします。
双馬:今年のポイントは、前哨戦のなかでどのレースが一番レベルが高いのか?ということでしょう。たぶん、見る人によって評価が違うんじゃないかと思います。例年なら阪神JFとチューリップ賞が一番良いステップでレベルも高くなりやすいんですが、今年はそうじゃないと思っています。
──このコラムを毎週読んでいる方たちはピンときているはずですね。
双馬:各メディアの想定オッズを見ても、僕の評価と世間の評価はギャップがありそうです。
──つまり、強い馬を人気薄で買えそうなチャンスが来たということですね。
双馬:僕の評価が正しければですけどね(笑)。まずは、いつもの3歳馬格付けをお見せします。
──クイーンズウォークとアルセナールがA評価ですね。
双馬:前哨戦のなかで最もレベルが高かったのはクイーンCだと思っています(詳しくは第143回を参照)。その次に阪神JFで、チューリップ賞はあまり評価できません。チューリップ賞のレベルが低いというのは珍しいので、そこが今年のポイントになりそうです。
──それでは有力馬の解説を1頭ずつお願いします。まずは2歳女王アスコリピチェーノです。