プロ馬券師・双馬毅氏が実践例を交えながら馬券理論を解説する『双馬毅の“ローテ×血統”錬金術』。今回のテーマは「阪神JF、朝日杯FS、ホープフルS回顧」です。
なお、『競馬放送局』では双馬氏の推奨レース(予想)、特選リストを公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
──2026年最初のコラムとなります。テーマは何にしましょうか?
双馬:2歳GIの振り返りをしたいと思います。レースレベルが全然違いますし、この結果がクラシックにも大きく影響しそうですから。
──では、阪神JF、朝日杯FS、ホープフルSの順で解説をお願いします。
【阪神JF】
双馬:タイムは良いんですが、戦前に「今年の2歳牝馬はかなり層が薄い」と言ったとおり、レベルとしては平均やや低めという印象でした。
勝ったスターアニスは延長ローテで初めてのマイルという不利がありながらこれだけの競馬ができるんですから、能力が高いと言うしかありません。2、3着馬とは結構差があると思いますし、良馬場であればクラシック路線でもトップ争いできる可能性があります。
2着のギャラボーグは速いペースを経験していなかった分、戸惑いながら走っていましたし、直線もスムーズじゃありませんでした。それでも2着ですから、格付けでB+評価にしていたとおり能力は高いですね。
ただ、短縮ローテで好走した後になる次走は凡走する可能性が高いので、ちゃんとクラシック路線に乗れるか少し心配です。
3着タイセイボーグと4着スウィートハピネスはそれほど評価していませんでした(C+とC)。この2頭が上位に来たことがこのレースが能力通りに決まっていないと思った要因のひとつです。
──B+評価のアランカールは1番人気5着でしたね。
双馬:戦前に「オークスの方が向いている」「追走が速くなりやすい阪神JFは合わない可能性がある」と言いましたが、その通りの負け方でした。しかも、この速いペースの中でマクっていくという、430キロ台の牝馬に対してやっちゃいけない騎乗をしていますからね。
そう考えると、0.5秒差の5着は悪くはありません。負け方としては良いので、まだオークスを狙える位置にいると思います。
3番人気6着のアルバンヌにはもともと懐疑的でしたけど、展開が向いてこの着差ですから、力が足りなかったという感じですね。
このレースはテン3F33秒7のハイペースだったので、マーゴットラヴミー、ヒズマスターピース、ラスティングスノー、フロムレイブンなど前に行った馬たちは軒並み不利を受けています。
確実にクラシック路線に乗ってきそうなのはスターアニスとアランカールぐらいで、ギャラボーグが残れるかどうか。クラシックまでには新勢力が台頭するだろうと考えています。
【朝日杯FS】
