競馬評論家・TAROによる、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラムです。なお、『競馬放送局』ではTAROの厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
前回取り上げた石川裕紀人騎手ですが、東京開幕週で早速穴をあけてくれました。土曜9R・白嶺Sで10番人気ロードエクレールに騎乗し逃げ切り勝ち。特にダートでの積極策が持ち味と書いた通り、思い切った逃げを打っての一発でした。
さて、今週は一転してベテランジョッキーを取り上げてみたいと思います。先週、テイエムサウスダンとのコンビで根岸Sを制した岩田康誠騎手です。地方から彗星のごとく現れ、デルタブルースで初のGIを制してから17年余り。もう大ベテランの域に達した岩田騎手の現在地、また騎乗スタイルを再確認してみたいと思います。
~騎手の騎乗スタイルは基本的には変わらないが…~
そもそものお話から少し始めたいと思うのですが、基本的に騎手の騎乗スタイルは大きく変わるものではありません。