競馬評論家・TARO氏による、騎手の分析を中心にした回顧&展望コラム『TAROのジョッキーズファイル』。今回のテーマは「マイルCS徹底展望&注目馬」です。
なお、『競馬放送局』ではTARO氏の厳選勝負レース(予想)を公開しております。今週末の予想にもぜひご期待ください!
▼新刊『道中の動きが見えてくるジョッキー事典』は絶賛発売中!
TARO氏の新刊『道中の動きが見えてくるジョッキー事典』が絶賛発売中です。競馬サークルの“外”で確固たる地位を築いた著者だからこそ書ける「忖度なし」の騎手評論は必読です!
エリザベス女王杯の馬券のキモは2着のパラディレーヌ、3着ライラックでしたかね。
パラディレーヌ=岩田望は差しジョッキーとしてメキメキ腕を上げていますね。コース取りも仕掛けも完璧でした。
ライラック=藤岡兄貴は淀の長いところは結構上手いというか、決め打ちしてくる怖さがありまして、その本領発揮でしたか。
レガレイラは安定の抜け出し。この馬に関しては溜めて弾けさせるルメールだとどうしても不利リスクが高くなるので、素直に位置を取りに行ってから流れに乗る戸崎スタイルが合っていますね。
G1・3連勝と飛ぶ鳥を落とす勢いでしたが、何でもかんでもルメールってことでもなくて、やっぱり馬との相性はありますね。
騎手と馬の相性といえば、エリザベス女王杯のあとの最終レース、◎アウフヘーベンは「北村友一×芝の8枠」の本領発揮でした。やっぱり、リズムを取らせたら上手いジョッキーですね。
先週の競馬を見ても京都の馬場は熟成されてきて良い感じになっていますので、今週末のマイルCSは是が非でも当てたい。というわけで、今回はジョッキー視点を中心にマイルCSを徹底展望していきます。今週はマイルCSを当てる、をテーマにします。
~マイルCSの徹底展望&注目馬~
・アスコリピチェーノ(ルメール)
この馬に関してはルメールが本当に合っているのかなという疑問を抱きつつ見ていますが、ルメールが騎乗する以上は外から末脚を伸ばすスタイルが基本なので、中~外枠を引けるかがカギになりそう。内枠を引くとスムーズさを欠く懸念がありますし、今回は展開も向かなそうなので少し危ない印象です。
